お食い初めとは、赤ちゃんが生後100日を迎えた頃に 「一生食べ物に困りませんように」という願いを込めて行われるお祝い行事です。
ちょうど乳歯が生え始める頃でもあるため、丈夫な歯が生えるようにと「歯固めの儀式」も同時に行われます。
この時に利用するのが歯固め石ですが、どこで入手するのがベストなのでしょうか…。
「神社からお借りしてくる」「川で拾ってくる」「通販などの儀式用のセットに含まれている」といった具合に選択肢もいくつかありますね。
また、石を使うのは抵抗があるという場合、何かで代用してもよいのでしょうか…。
そこで・・・お食い初めに利用する歯固め石について詳しくご紹介します!
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目次
お食い初めの歯固め石・どこで入手する?神社や河原?
お食い初めで利用する歯固め石をどこで入手するか迷う人もいますが、基本的には 神社や河原、ネット通販などでも入手することができます。
一般的なのは、生後30日頃に行うお宮参りに参拝した神社から借りてくるというものです。
境内から適当なサイズの小石を借りてきます。
または、お宮参りの参拝の記念品として、歯固め石がセットになっていることもあるようです。
他にも、お宮参りに行ったところではない、自宅近くの氏神様を参拝して小石をお借りするということも可能です。
もちろん、近くの河原で小石を拾ってきて使用しても構いません。
神社や河原で拾う場合は、あまり人が踏み歩かないような場所から小さめのサイズの石を拾ってきます。
使用前には洗って 熱湯消毒をし、よく乾かしておきましょう。
最近ではネット通販でも数百円で購入することもできますし、お食い初め用の食器セットなどに歯固め石が付属されているものあります。
お食い初めの歯固め石・何個必要?形は?代用できるものは?
歯固め石は、1~2個程度用意しておきましょう。
個数に決まりはないですが、地域によっては決められている場合もありますので、お食い初めのお祝いの前に確認しておきましょう。
形なども特に決まりはなく、つるんと丸いものや少し尖ったものなどがあるので、使いやすそうなものを選びましょう。
大きさは1~5cmくらいの小さめの石でよいでしょう。
もし、歯固め石を用意できなかった場合は、碁石や紅白餅、タコなどで代用することができます。
地域によっては代用という考え方ではなく、最初からこれらを用意することもあります。
関西地方では主にタコ、岩手などの東北ではアワビが用いられます。
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お食い初めの歯固め石・使い方は?
お食い初めのお祝いで歯固めの儀式を行う方法をご紹介しておきます。
基本的に歯固め石を直接赤ちゃんの口に当てるような使い方はしません。
誤飲の危険性があります。
お皿の上に乗せた歯固め石に箸先を軽く当て、その箸を赤ちゃんの口元、歯茎に優しく当ててあげます。
「石のように丈夫な歯が生えますように」という願いを込めて数回行いましょう。
神社への返し方はどうする?
お食い初めの際に、お宮参りをした神社などから歯固め石を借りた場合、元の境内に返しておきましょう。
何か特別なことをしなくてはいけないということはありませんが、感謝の気持ちを込めてお礼参りをしてからという返し方が一般的ですね。
神社にもそれぞれしきたりというものがありますので、宮司さんに一言声を掛けておいてもよいですね。
もし記念として手元に残しておきたいという時は、綺麗な紙に包んで保管するようにしましょう。
お食い初めの風習は、平安時代頃から続く歴史ある行事です。
赤ちゃんの成長を願って、家族でお祝いしましょう。
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