ブルーチーズは、作る際に青カビを添加して発酵、熟成させたチーズです。
独特の香りと味で苦手な人もいますが、ワインなどのお供にはもってこいです。
しかし、青カビが付いている食品を食べて、健康面で心配はないのかなと思うこともありますよね。
もともとチーズ自体は栄養学的にも優れていますが、実は青カビにより体によい効果・効能というのもあるのです。
そこで、ブルーチーズの栄養・効果・効能・カロリーなどについてご説明します!
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目次
ブルーチーズの主な栄養成分とカロリーは?
ブルーチーズは他のチーズ同様、 脂質、タンパク質が主な栄養成分です。
さらに、ビタミンA、B2、B12、葉酸、パントテン酸といったビタミン類、そして、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、亜鉛といったミネラル類が含まれています。
ナトリウムというのは塩分のことですが、ブルーチーズは保存のために塩分が多く添加されるので、食べ過ぎには注意する必要があります。
気になるカロリーは、100gあたりで約 350kcal。
脂質が多く含まれるだけに、当然カロリーも高くなります。
世界三大ブルーチーズの特徴や違い!発祥・原料・製法・青カビの種類>
ブルーチーズの効果・効能は?
チーズは乳製品の一種ですので、 カルシウムが豊富で爪や歯、骨の健康維持に効果があります。
女性の場合は、骨粗鬆症の予防にも効果的ですね。
また、ブルーチーズ特有の青カビには、心臓や血管の健康によい効能があるとされています。
これにより、狭心症や心筋梗塞、大動脈瘤、不整脈などを予防する働きもあります。
ただし、ブルーチーズは原料に使われるミルクの種類によっても効能が異なります。
さらに塩分と脂質が多い食品ですので、過剰摂取するとメタボや血圧上昇ということにもなりかねません。
あくまでも適量を食べると健康維持にも優れているといえます。
妊婦さんには胎児の成長に役立つ葉酸やカルシウムがおすすめですし、日本人の 亜鉛不足にも一役買ってくれる食材の1つですね。
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カビが生えているのに食べられる理由は?
一口に青カビといっても、実は 300種類以上あるといわれています。
毒性も様々で、人体にほぼ影響が出ないものから食中毒症状が強いものまであります。
その中でも、ブルーチーズに利用されているのは“ペニシリウム・ロックフォルティ”という種類のカビです。
これは口にしても害がほとんどない、 食用種のカビといわれています。
これが食べても大丈夫な理由です。
また、ブルーチーズは製造・熟成過程でも、かなり厳しい基準をクリアしなければなりません。
したがって、カビが生えていても安心して食べることができるのです。
自宅で保管していて青カビが生えたものとは根本的に種類も違いますので、決してそういったものを口にしないようにして下さいね。
味噌や醤油などもカビを利用して作られていますので、理由がわかれば安心できますね。
青カビ・赤カビ・黒カビの違い!毒性の強さ、発生場所、除去方法は?
世界三大ブルーチーズとは?
世界三大ブルーチーズと呼ばれているのが、 ゴルゴンゾーラ、スティルトン、ロックフォールの3つです。
ゴルゴンゾーラはイタリアのチーズで、牛乳かヤギのミルクを原料にして作られています。
スティルトンはイギリスで作られていて、牛乳が原料です。
ロックフォールはフランスのチーズで、羊のミルクが原料です。
特に、ロックフォールはブルーチーズの中でも人気が高く、コレステロールを抑制する効能なども持ち合わせています。
いずれにしても癖が強く食べにくいイメージがありますが、パンと一緒に焼いてハチミツをかけて食べると、甘さと塩加減が絶妙で美味しく食べられますよ。
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