クラゲ 刺されたら

夏といえば海辺のレジャーが楽しい季節ですね。

 

家族やカップルで 海水浴に出かける予定の人も多いでしょう。

 

ただし、お盆の頃になるとクラゲが大量発生してきますので、遭遇して刺されないようにしたいですね。

 

なかには単に刺すだけでなく毒を持っている種類もいますので、もし刺されたら様々な症状が現れる場合もあります。

 

そんな時でも慌てず応急処置できるように知識を深めておきましょう。

 

では、クラゲに刺されたらどんな症状が出て、どんな応急処置が必要なのかをご説明します!

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目次

クラゲに刺されたら!どんな症状が出る?

クラゲには を持つ種と、持たない種があります。

 

毒を持たないものや比較的毒性が弱いものに刺されたら・・・

・ピリピリ、チクチクした痛み
・痒み
・火傷に似たヒリヒリ感
・水ぶくれ
・みみず腫れ

などの症状が主です。

 

症状がどれくらい継続するのかは体質にもよりますが、痛みや痒みが引いても刺された痕が長く残ることもあります。

 

半年程度は痕が消えないことも珍しいことではありません。

 

もし毒性が強いものに刺されたら・・・

・電気が流れたような激痛
・頭痛や吐き気
・倦怠感、熱っぽさ
・全身性の痙攣
・呼吸困難
・意識障害

などが生じる可能性があります。

 

症状が重篤になると アナフィラキシーショックを起こし、最悪のケースでは死亡してしまうこともあります。

 

クラゲが持つ毒性は種類によって様々ですが、刺された人の体質と毒性との相性によって症状が変わることもあります。

 

 

また、特に毒性が強いといわれるのが「カツオノエボシ」と呼ばれるクラゲです。

 

触角が長く遠くから刺されることもありますので、かなりの警戒を要します。

 

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クラゲに刺されたら!応急処置はどうする?

もし海の中でクラゲに刺されたら、軽い痛み程度でも必ず海水浴を 中断しましょう。

 

まずは、すぐにその場を離れることが大切です。

 

次第に毒が体内に回って思いがけないような症状が出てくる危険性もあります。

 

 

応急処置の方法として、痛みなどがある場合は刺された部位を海水でよく洗います。

 

真水で洗うと浸透圧によって毒が体内に回りやすくなるため、必ず海水を使ってください。

 

酢やお湯をかけるとよいといわれることがありますが、これには科学的根拠がありませんので行わないようにしましょう。

 

 

また、皮膚にクラゲが貼り付いてしまった時は、ビニール袋などを使用してゆっくりと剥がしましょう。

 

剥がす時に手に毒が付着しないよう配慮してください。

 

海水浴場に救護施設があれば、そちらで処置してもらいましょう。

 

また、 専用の市販薬などがあれば使用してしばらく様子を見ることが大切です。

 

 

クラゲに刺されたら!病院は何科に行くべき?

痛みや痒みなどの症状が続く場合は 皮膚科を受診しましょう。

 

多くの場合はステロイド剤の軟膏などが処方され、治療を進めていくことになります。

 

お子さんが刺された時は小児科でもよいですね。

 

呼吸困難や痙攣などの重篤な症状が出ている場合は、救急車を呼ぶか、救急病院を受診する必要も出てきます。

 

 

有効な市販薬は?

クラゲに刺されたら、しばらく様子を見て軽傷かどうかを判断しましょう。

 

軽傷であれば、市販の抗ヒスタミン剤やステロイド剤などの塗り薬が有効です。

 

例えば、「ムヒアルファEX(池田模範堂)」はステロイド入りの虫刺され薬で、抗炎症作用、抗菌作用があります。

 

安全性が高いステロイドが使用されていて、「クラゲ刺されにも効果がある」というのがセールスポイントにもなっています。

 

 

また、「リンデロン(塩野義製薬)」もステロイド入りの軟膏で、皮膚の炎症や化膿を抑える働きがあります。

 

クラゲにも効果を発揮します。

 

 

「エンクロン軟膏EX(資生堂)」は抗ヒスタミン軟膏で、虫刺されや汗疹などに効果があります。

 

特に痒みが強い場合などは有効とされています。

 

ただし、塗っても効果がない場合には、早めに皮膚科を受診してください。

 

 

最近は、海水温が上昇していることからお盆以前でもクラゲの発生が増えています。

 

海水浴の際は十分に注意しましょう。

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