冬季オリンピック メダリスト

冬季オリンピックは、1924年シャモニー・モンブラン五輪(フランス)が第1回開催とされ、1992年のアルベールビル五輪(カナダ)まで夏季オリンピックと同じ年に開催されていました。

 

しかし、1994年のリレハンメル五輪(ノルウェー)から4で割れない偶数年に開催年をずらし、サッカーのFIFAワールドカップなどと同じ年に行われるようになりました。

 

この頃から、あまり世界で振るわなかった日本人の選手たちも活躍するようになり、日本での注目度も大きくなっています。

 

金・銀・銅メダルを獲得する選手も増え、今では様々な競技での楽しみも増えましたね。

 

そこで・・・冬季オリンピックにおける過去の日本人メダリスト一覧をまとめてみました。

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目次

冬季オリンピック・過去の日本人(金・銀・銅)メダリスト一覧

2014のソチ五輪(ロシア)で22回目の開催となりましたが、第1回大会からは90年以上の月日が流れました。

 

その長い歴史の中で金メダル・銀メダル・銅メダルを獲得した日本人選手を早速ご紹介します!

 

コルチナ・ダンペッツオ五輪(イタリア)1956年:第7回大会

【アルペンスキー回転】
銀:猪谷千春

 

かなり年配の方にしかわからないと思いますが、意外なことにアルペンスキーで日本人第1号のメダリストが誕生しています。

千春さんですが、男性の方です。

 

冬季オリンピックの1つ目は「銀メダル」でした。

 

札幌五輪(日本)1972年:第11回大会

【スキー70メートル級ジャンプ】
金:笠谷幸生
銀:金野昭次
銅:青地清二

 

言わずと知れた「日の丸飛行隊」が、スキー70メートル級ジャンプで金・銀・銅を独占しました。

ただ、日本人のメダリストは他にはいませんでした。

 

フィギュアスケートでは、アメリカのジャネット・リン選手(当時18歳)が銅メダルを獲得し、その愛苦しい笑顔から大注目を浴び、「銀盤の妖精」「札幌の恋人」などと呼ばれました。

 

 

レークプラシッド五輪(アメリカ)1980年:第13回大会

【スキー70メートル級ジャンプ】
銀:八木弘和

 

札幌大会から2大会ぶりにメダリストが誕生しています。

やはりスキージャンプの八木弘和選手で、銀メダルでしたね。

 

アルペンの方で勝つのは至難の業なんですね。

 

サラエボ五輪(旧ユーゴスラビア)1984年:第14回大会

【スピードスケート男子500メートル】
銀:北沢欣浩

 

日本人選手としてはスケート種目初のメダルですね。

 

ただ、その後のボスニアヘルツェゴビナ紛争で廃墟と化した競技場などは、今はどうなっているのでしょうか…。

実は、サラエボは2018年大会の開催にも意欲を示していたということで、一安心ですね。

 

カルガリー五輪(カナダ)1988年:第15回大会

【スピードスケート男子500メートル】
銅:黒岩彰

 

2大会連続でのスピードスケートのメダルです。

黒岩彰さん、当時日本中の期待を背負っていましたのでプレッシャーも大きかったでしょう。

 

ただ、他の種目は未だ振るわずといった感じでしたね。
 

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アルベールビル五輪(フランス)1992年:第16回大会

【ノルディック複合団体】
金:荻原健司、河野孝典、三ヶ田礼一

【フィギュアスケート女子】
銀:伊藤みどり

【スピードスケート男子500メートル】
銀:黒岩敏幸
銅:井上純一

【スピードスケート男子1000メートル】
銅:宮部行範

【スピードスケート女子1500メートル】
銅:橋本聖子

【ショートトラック男子5000メートルリレー】
銅:赤坂雄一、石原辰義、河合季信、川崎努

 

スキーのジャンプとクロスカントリーを合わせた競技、ノルディック複合の王者は「キング・オブ・スキー」と称えられています。

その団体種目でアンカーを務めた荻原健司さんが、日の丸を振りながらゴールを目指すシーンは最高でしたね。

 

あとは、伊藤みどりさんですが、もう凄いです。(笑)

フリープログラムでは2回のトリプルアクセルを予定していましたが、1回目は失敗。

それでも2回目も果敢に挑戦し、見事成功させました。

 

浅田真央さんも憧れていた存在で、ISU(国際スケート連盟)も伊藤みどりさんが「女子フィギュアをたった一人の力で21世紀に導いた」と称えています。

 

また、現・日本スケート連盟会長の橋本聖子さんも頑張りましたが、日本人メダリストが一気に増えましたね。

 

リレハンメル五輪(ノルウェー)1994年:第17回大会

【ノルディック複合団体】
金:荻原健司、河野孝典、阿部雅司

【ノルディック複合個人】
銀:河野孝典

【スキージャンプ団体ラージヒル】
銀:原田雅彦、西方仁也、岡部孝信、斉藤浩哉

【スピードスケート男子500メートル】
銅:堀井学

【スピードスケート女子5000メートル】
銅:山本宏美

 

ここはもう、原田雅彦さんですよね…。(笑)

ラージヒル団体のアンカーで97.5mって、私テレビの前でしばらく呆然としてましたよ。

原田さんなら135m飛んでもおかしくない条件でしたよね~??

 

しかし、ノルディック複合は安定の2連覇を果たしました。

 

長野五輪(日本)1998年:第18回大会

【スキージャンプ個人ラージヒル】
金:船木和喜
銅:原田雅彦

【スキージャンプ団体ラージヒル】
金:船木和喜、原田雅彦、斎藤浩哉、岡部孝信

【スピードスケート男子500メートル】
金:清水宏保

【ショートトラック男子500メートル】
金:西谷岳文
銅:植松仁

【フリースタイルスキー女子モーグル】
金:里谷多英

【スキージャンプ個人ノーマルヒル】
銀:船木和喜

【スピードスケート男子1000メートル】
銅:清水宏保

【スピードスケート女子500メートル】
銅:岡崎朋美

 

抜群の安定感を誇るスキージャンプの船木和喜選手と、スピードスケートの清水宏保選手は凄かったですね。

原田雅彦さんは2回目も失敗してたら、日本にいられなかったと思います。(笑)

 

あと、一番の驚きはフリースタイルスキー女子モーグルの里谷多英さんの金メダルでした。

まずモーグルという競技自体、あまり知られていませんでしたしね…。

 

岡崎朋美さんも銅メダリストになり、頑張った大会でした。
 

 

ソルトレークシティー五輪(アメリカ)2002年:第19回大会

【スピードスケート男子500メートル】
銀:清水宏保

【フリースタイルスキー女子モーグル】
銅:里谷多英

 

各種目のレギュレーションでも変わったかのように日本人メダリストが減ってしまったオリンピックでした。

 

トリノ五輪(イタリア)2006年:第20回大会

【フィギュアスケート女子】
金:荒川静香

 

近年では最低のメダル数でしたが、荒川静香さんが金メダルを死守してくれました。

オリンピック後はみんなイナバウワーやってましたね。(笑)

 

浅田真央さんが年齢制限でギリギリ出場できなかったのも、今となっては痛かったですね。

15歳くらいの方が体の線が細く、楽にトリプルアクセルこなしてましたし…。

 

バンクーバー五輪(カナダ)2010年:第21回大会

【フィギュアスケート女子】
銀:浅田真央

【スピードスケート男子500メートル】
銀:長島圭一郎

【スピードスケート女子団体追い抜き】
銀:小平奈緒、穂積雅子、田畑真紀

【フィギュアスケート男子】
銅:高橋大輔

【スピードスケート男子500メートル】
銅:加藤条治

 

浅田真央さんのショートプログラム「仮面舞踏会」、美し過ぎて今でも目に焼き付いています。

オリンピックでトリプルアクセルを3回も成功させた選手、尊敬に値します。

高橋大輔さんもフィギュア界で男子初のメダリストになりました。

 

そして、いよいよ小平奈緒さんも頭角を現し、メダリストになっていますね。

 

ソチ五輪(ロシア)2014年:第22回大会

【フィギュアスケート男子】
金:羽生結弦

【スキージャンプ男子ラージヒル】
銀:葛西紀明

【スノーボード男子ハーフパイプ】
銀:平野歩夢
銅:平岡卓

【スノーボード女子パラレル大回転】
銀:竹内智香

【ノルディックスキー複合個人ノーマルヒル】
銀:渡部暁斗

【スキージャンプ男子団体】
銅:葛西紀明、伊東大貴、清水礼留飛、竹内択

【フリースタイルスキー女子ハーフパイプ】
銅:小野塚彩那

 

何といっても、羽生結弦さんの金メダルですね。

失敗もありましたが、ライバルのパトリック・チャン選手にもミスが連発してしまいました。

 

また、レジェンド葛西紀明さんは限りなく金メダルに近かったので、ちょっと残念でしたね。

 

結局のところ、浅田真央さんの涙の演技に全部持って行かれた感じもします。

 

 

さて、いよいよ2018年2月9日(金)~2月25日(日)に平昌オリンピックが開催されます。

 

日本人メダリスト候補としては、小平奈緒さんをはじめ スピードスケート女子が筆頭のようですね。

 

また、羽生結弦さんや宇野昌磨さんがパーフェクトな演技ができるかも見どころとなっています。

 

レジェンド葛西紀明さん、高梨沙羅さんも期待したいですね。

 

新しい種目も増えており、過去最多のメダル数になるかもしれませんね。

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