アウトドアを楽しんでいる時に気を付けなくてはいけないことの1つに 虫刺されがありますね。
虫の種類によっては、命にかかわるような重大な症状が出る場合もあります。
決して「たかが虫刺されくらい…」と考えてはいけません。
特に、強い毒を持っている チャドクガの幼虫などの毛虫などの場合、応急処置の方法も重要になりますので、もしもの時にために覚えておいて損はありませんね。
そこで、「チャドクガの幼虫に刺されたら」というテーマで、症状や応急処置、治療期間などについてご説明します!
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目次
チャドクガの幼虫が卵からかえる時期は?
チャドクガの幼虫が発生する時期は 1年に2回。
4~6月頃、そして8~9月頃、卵からかえり活発に動き出します。
ちょうどアウトドアが盛んな季節ですよね。
チャドクガの毒針毛は非常に細かく、風に乗って飛散します。
ですから、全く触っていなくても驚くような症状が出ることがあります。
あまりの細さに、長袖を着ていても繊維の間をすり抜けて皮膚に刺さることも珍しくありません。
ツバキやサザンカの葉っぱに産卵することが多く、幼虫が生息している可能性があります。
なるべく上記の時期には近寄らないようにしましょう。
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チャドクガの幼虫に刺されたら?主な症状は?
チャドクガは、非常に細くて激しい症状を引き起こす毒針毛を持っています。
幼虫に刺されたら、まずは ひどい湿疹や 猛烈な痒みが襲ってくることも多いです。
もちろん、風に乗って飛んできた毒針毛でも同じような症状が出ることが考えられます。
痒みとはいっても大人でも辛くて眠れなくなるような激しさを持ち、アレルギー体質の方は特に強く現れやすいです。
また、場合によっては激しいアレルギー反応が出ます。
じんましん、息切れ、呼吸困難、血圧低下、口の中が腫れる、瞼が腫れる、などの症状が出ることもあります。
皮膚や呼吸器系の強い症状、意識障害などが出たら、 アナフィラキシーショックを起こしている可能性があります。
命に関わるリスクが高まっている証拠ですので、すぐに病院に行きましょう。
イラガの幼虫に刺されたら?症状や応急処置、市販薬は?
チャドクガの幼虫に刺されたら?応急処置の方法は?
チャドクガの幼虫に刺されたら、まず最初に行うべき応急処置が 毒針毛を抜くことです。
痒みの症状が出るまでには2~4時間かかりますので、その時には毒針毛をまき散らしてしまっていることもあります。
激しい痒みが出た場合、目には見えないですが毒針毛がたくさんついていると思ってください。
慌てて掻いたり払ったりすると、余計に悪化する可能性があります。
ベストな方法は、痒い部分にガムテープを貼って剥がす方法です。
これを充分に繰り返したら、流水で洗い流しましょう。
あとは、薬などを使用した治療法が必要となります。
治療薬や治るまでの期間は?
治療期間としては、早い人で1週間程度、遅いと2ヶ月以上を要することもあります。
掻きむしると当然治りが遅くなりますので、チャドクガの幼虫に刺されたらなるべく早めに処置することが大切です。
病院の皮膚科やアレルギー科に行くのが一番ですが、市販薬でも一応症状を抑えることができます。
毒の強さを考慮すると、ステロイド入りの軟膏などの薬がおすすめです。
市販薬では・・・
・リビメックスコーワ軟膏
・オイラックスPZ軟膏
などがあります。
また、チャドクガの毒は50℃以上で 無毒化することができます。
ちょっと熱いですが、50℃のお湯を利用して痒い部分に押し当てて消毒すると、1分ほどで痒みが取れることもあります。
火傷には注意が必要ですが、試す価値はありそうです。
とはいえ、市販薬では気休めにしかならないことも多いため、主に皮膚科の専門医に診せておくことが重要です。
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