夏は虫刺されなどに悩まされることが多いですが、 ダニに刺される被害もそのひとつです。
朝起きて体にブツブツとした湿疹ができていて、腫れや痒みを伴っていたら、それはダニに刺されてしまった可能性が高いです。
蚊と比べても、症状が強く長くなることがあるので、もし刺されたら早めに正しい処置をする必要があります。
また、完治しても跡が残ることもあるため、上手に消す方法があれば知っておきたいですね。
では、ダニに刺されたらどんな症状や対処法が必要になるのかをご説明します!
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目次
ダニに刺されたらどんな症状が出る?
もしダニに刺されたら、 痒み、痛み、発疹などの症状が出ることがほとんどです。
一言にダニといっても、いろいろと種類があります。
一般的に家に生息しているとされるのは、チリダニやコナダニという種類で、人を刺すタイプのダニではありません。
ただし、刺さないからといって安心というわけではなく、これらはアレルギー症状やアトピーを引き起こす原因になるため、家を清潔にして発生を防ぐようにすることが大切です。
逆に、人を刺すダニは「イエダニ」「ツメダニ」という種類です。
ツメダニは、チリダニやコナダニをエサにしているため、一般家庭でも繁殖しやすいです。
ツメダニに刺されたら、数時間経ってから痒みの症状が出始め、2~3日でポツポツとした赤みが出て、痛みも増してきます。
また、イエダニはネズミに寄生しているダニで、普段はネズミの血を吸っていますが、ネズミがいなくなると人間を刺すこともあります。
もし刺されたら、1~2日後くらいに激しい痛みとともに発疹などの症状が現れます。
発疹は1~2cmくらいの大きさになることが多く、水疱になりやすいです。
掻きむしるとトビヒになることもあるので、子どもは特に注意してあげましょう。
ダニに刺された場合、症状が出るまでに若干の潜伏時間があることが多いようです。
ダニに刺されたら跡が2つ残るって本当?
ダニに刺されると 「跡が2つ残る」とよくいわれますが、基本的に1ヶ所刺されたら跡は1つです。
ただし、ダニは一度に数ヶ所を刺す習性があるため、刺された跡は集中して5~6ヶ所残っていることも多いです。
刺されてから1~2日後に跡が出てくるのも特徴的です。
また、ダニは皮膚のやわらかい部分を好むため、太ももやお腹、二の腕などが刺されやすい部位になります。
男性よりも女性、大人よりも子どもの方が皮膚がやわらかいので、被害に遭いやすい傾向にあります。
ダニに刺されたらどんな治療が必要?有効な市販薬は?
ダニに刺されたら、まず痒みが出てくることが予想されますが、我慢して掻きむしらないよう気を付けましょう。
特に、子どもが刺された時に患部を掻いてしまうと、そこから 雑菌が入って繁殖し、悪化することがあります。
早めに皮膚科を受診して、適切な治療を受けましょう。
主な治療法としては、患部を清潔にして ステロイドの入った軟膏などを塗ることになります。
子どもの場合は、薬剤の付いた絆創膏が処方されることもあるので、掻きこわしの予防になります。
市販薬を塗付する場合は、「ムヒアルファEX」などのステロイド成分の入ったものを利用しましょう。
池田模範堂の商品で、他の虫刺され、痒み、湿疹、かぶれなどにも有効な市販薬です。
刺された跡が消えない時の対処法は?
ダニに刺された跡は、掻きこわしたりすることがなければ 自然と綺麗になることがほとんどです。
蚊に刺された場合と比べると、2週間~1ヶ月くらいと症状が長引くことがありますが、基本的には綺麗になります。
跡ができてしまっても、肌の新陳代謝とともに徐々に薄くなっていくので、しばらくは様子を見るというのが一番の対処法となります。
もし跡が残って消えなくなってしまった場合は皮膚科で相談しましょう。
イエダニやチリダニは服の上からでも刺してくるため、布団やソファなどを中心に家を清潔にして発生を防ぐことが一番の予防法となります。
放っておくとどんどん繁殖するので気を付けましょう。
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