ポインセチアが花屋に並ぶ光景を見ると、「クリスマスも近いんだな」という感じがしますよね。
花で季節を感じることは多いですが、それを強く実感させてくれる植物のひとつです。
誰もがよく知っている花ですが、花の名前の由来や花言葉などはご存知でしょうか?
また、クリスマスとの関係についても曖昧な方が多いのではないでしょうか…。
そこで・・・ポインセチアの名前の由来や花言葉、クリスマスとの関係などについてご説明します!
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目次
ポインセチアの名前の由来とは?語源は?
「Poinsettia(ポインセチア)」というのは英名です。
花の名前の由来は、この花をアメリカに初めて紹介したといわれている、アメリカ初代メキシコ公使「ジョエル・ロバーツ・ポインセット」という人名から来ています。
原産国のメキシコでは「ノーチェ・ブエナ」と呼ばれ、「聖夜」という意味を持つといわれています。
日本に持ち込まれたのは明治時代のことで、和名として 「猩々木(しょうじょうぼく)」と呼ばれています。
大酒飲みで赤い顔が特徴的な「猩々(しょうじょう)」という伝説上の動物に由来しています。
別名・クリスマスフラワーと呼ばれることもあります。
ポインセチアの花言葉と由来!色別や英語では?
ポインセチア全般の花言葉は・・・
「私の心は燃えている」
といったものです。
「私の心は燃えている」というのは、燃える炎のような鮮やかな赤色に由来しています。
また、メキシコの先住民がポインセチアの色を「清純のシンボル」としていたことから「清純」という花言葉も生まれたといわれています。
赤い花というイメージが強いですが、白やピンクもあり、下記のように色別にも花言葉を持っています。
白:「慕われる人」「あなたの祝福を守る」
ピンク:「思いやり」「純潔」
どの色もプレゼントにするのに相応しい言葉が並んでいますね。
その他、西洋(英語)では・・・
・「be of good cheer(元気を出しなさい)」
とされています。
ポインセチアとクリスマスの関係!
17世紀にメキシコに住み着いたフランシスコ修道会は、ポインセチアの花姿から 「ベツレヘムの星」をイメージしたといわれています。
そして、葉の色が赤と緑で、樹液が白のクリスマスカラーであることから、キリストの生誕祭(クリスマス)の行列に相応しい花として使われるようになりました。
ベツレヘムの星というのは、別名「クリスマスの星」ともいわれており、クリスマスツリーの頂点に飾る星のことです。
宗教的な意味合いにおいては、「東方の三博士」と呼ばれる「カスパール」「メルヒオール」「バルタザール」の三人に、イエス・キリストの誕生を知らせた星のことを指しています。
博士らは、その星に導かれるようにベツレヘムへと向かい、星が止まった真下において聖母マリアに抱かれたイエス・キリストを発見したといわれています。
ちなみに、クリスマスカラーの三色は下記のものを表しています。
緑:永遠の命や愛
白:純潔
ポインセチアのプロフィール
トウダイグサ科トウダイグサ属の花です。
原産はメキシコですが、マダガスカルの国花にもなっています。
旬の季節は冬で、開花時期は11~3月と意外に長く楽しめます。
花持ちも5~7日ほどは楽しめる植物です。
大きく花びらのように見える部分は、実は「苞(ほう)」と呼ばれる部分で、蕾を包んでいた葉っぱのことです。
ポインセチアの花は、苞の中にある黄色い粒状のもので比較的わかりにくいです。
クリスマスのお祝いなどで飾る機会があれば、ぜひ花言葉を思い出してくださいね。
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