アガパンサスは、梅雨の時期に咲く涼しげな花です。
どうしても紫陽花(アジサイ)に目が行きがちな時期ですが、注目したい花の1つです。
「紫君子蘭(ムラサキクンシラン)」という別名もありますが、あまり馴染みがないという人も多いかもしれませんね。
また、どんなメッセージ性のある花言葉を持っているかも気になるところです。
プレゼントにする場合は、その意味をしっかり確認しておきましょう。
そこで・・・アガパンサスの名前の由来や花言葉について詳しくご説明します!
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目次
アガパンサスの名前の由来!
アガパンサスという名前は、「愛の花」という意味のギリシャ語に由来しています。
「花」を意味する「anthous(アントス)」
という単語を合わせた形になっています。
植物学的には、「ヒガンバナ科アガパンサス属」(約10種)の総称を意味していますが、一般的には「ムラサキクンシラン」のことを指すことがほとんどです。
もともと南アフリカ原産ということもあり「African Lily(アフリカン・リリー)」という別名もあります。
確かに、花弁が長く伸びるその花姿は「ラン」や「ユリ」の一種ではないかと思わせるくらいです。
気になる方は「紫君子蘭」」「君子蘭」などで検索して見ると、新たな発見があるかもしれませんよ!
アガパンサスの花言葉と由来!英語では?
アガパンサスの花言葉は・・・
「誠実な愛」「恋の便り」「優しい気持ち」
とされています。
名前の由来が「愛の花」という意味を持つだけに、好きな人や恋人に贈るには相応しい花ですね。
実際に、ヨーロッパでは古くから愛の花として、恋人に贈る習慣があったそうです。
自分の気持ちを伝える時にも贈っていたため、「ラブレター」という花言葉も生まれました。
また、青紫色のアガパンサスは、その凛とした花姿から「知的な装い」という意味を持っているといわれています。
ちなみに、西洋(英語)での花言葉は・・・
とされています。
片思いの人にもぜひ利用していただきたいですね。
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アガパンサスとギリシャ神話
なぜアガパンサスが「愛の花」といわれるようになったのかは、ギリシャ神話に由来しています。
全知全能の神「ゼウス」は、最高位の女神「ヘラ」を妻に持っていながら、虹の神である「イリス」に求愛します。
困ってしまったイリスは、ヘラに「どこか遠くへ行きたい」と相談を持ち掛けました。
ヘラはイリスを助けるために「7色の首飾り」をイリスにかけ、神酒を振りかけました。
すると、イリスは虹となって自由に空に飛んでいきましたが、その時こぼれ落ちた神酒が地上に落ちると、そこにはアガパンサスの花が咲いたといわれています。
かなり嫉妬深いことで有名なヘラですが、これは助けになったと考えるべきでしょうね。
アガパンサスのプロフィール
本来は、ヒガンバナ科アガパンサス属の植物の総称を指します。
クロンキスト体系という旧分類ではユリ科に分類されていましたが、新エングラー体系ではヒガンバナ科に分類されたようです。
原産国は前述した南アフリカですが、暑さにも寒さにも強いという特徴があり、生命力が強い丈夫な花です。
最近では、日本でも公園やガーデニングなどで見かけるようになりました。
生命力が強い植物ということで、初心者にも育てやすいおすすめの花とされています。
開花時期は5~7月です。
アガパンサス属の花も品種改良されていますので、現在では数十種くらいに増えているかもしれませんね。
公園などで見かける機会があれば、ぜひ花言葉を思い出してくださいね。
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