鯉のぼり 飾り 意味

5月5日の端午の節句が近づくにつれ、男の子の健やかな成長を願って飾られる鯉のぼり

 

五月晴れの爽やかな空によく映えます。

 

庭に据え付けられたポールに飾られている本格的なものから、マンションなどのベランダに飾られているコンパクトなものもありますね。

 

サイズは住宅事情により変わりますが、どれも回転球、矢車、吹き流しと、真鯉、緋鯉、子鯉からなっています。

 

これらの飾りにはどんな意味があるのかご存知でしょうか…。

 

そこで・・・鯉のぼりの飾りの意味について、それぞれご紹介していきます。

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目次

鯉のぼりの飾りの意味・回転球は?

回転球とは、鯉のぼりのポールの一番先端についているキラキラ光る球のような飾りのことです。

 

この球は空からやって来る神様が訪れるための「家の目印」を意味するものです。

 

天球と呼ばれることもあります。

 

そもそも、鯉のぼりは神様に 「この家には男の子がいますよ」と知らせるための節句飾りなので、最も重要な部分に当たるといっても過言ではありません。

 

江戸時代には、現在のような回転球ではなく、竹で編んだ丸い籠が使われており、駕籠玉(かごだま)と呼ばれていました。

 

駕籠玉を天に向かって掲げることで、神様を呼び込むことができると信じられていたのです。

 

その駕籠玉に金箔が貼られるようになり、その名残で今もキラキラした素材が使われています。

 

 

鯉のぼりの飾りの意味・矢車は?

回転球のすぐ下にあるのが矢車です。

 

車輪のような形をしており、自転車の車輪でいえばスポークの部分が矢のような形をしていることから、矢車といわれています。

 

矢車は魔除けを意味する飾りです。

 

回るとカラカラと音がすることから、魔物を寄せ付けないようにできると信じられてきました。
 

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鯉のぼりの飾りの意味・吹き流しは?

吹き流しも矢車と同様に、魔除けの意味を持つ飾りとされています。

 

吹き流しに使われる色は、黒(紫)、赤、青、黄、白と決まっています。

 

それぞれの色の意味は・・・

黒:冬でも命をつなぐ
赤:夏のように熱い気持
青:夏の新緑を喜ぶ心
黄:季節の変わり目への驚き
白:秋のように確実に

というものです。

 

鯉のぼりを掲げる時期が春なので、春夏秋冬を元気に過ごすための飾りと考えられています。
 
鯉のぼりを飾る時期としまう時期!晴れでも雨でも揚げるべき?夜は?
 

 

真鯉・緋鯉・子鯉の意味は?

童謡の「鯉のぼり」を聴いてみると、 「大きい真鯉はお父さん」「小さい緋鯉は子どもたち」とされていますね。

 

いくら男の子のお節句だからといって、鯉たちはみんな雄なのでしょうか?

 

飾られている鯉のぼりを見ると・・・

一番上:最も大きく色は黒(真鯉)
二番目:二番目に大きく色は赤(緋鯉)
三番目:小さいサイズで色は青が多く、緑や紫もある

といったケースがほとんどです。

 

実は、節句飾りの鯉のぼりとして正式に色が決まっているのは、一番上の一番大きい黒の鯉だけです。

 

この「黒」は、冬でを表します。

 

冬でもどっしりとしている姿を意味するもので、雪に堅く閉ざされて様々な生命活動が停止していますが、決して死んだわけではなく、焦らず落ち着いて春を待っているイメージがあります。

 

また、水には全ての生命の源のイメージがあり、生きていくのに欠かせないものです。

 

これらのことから、一家の大黒柱である「お父さん」を指しています。

 

 

二番目に飾られることが多い赤い緋鯉は、夏でを表しています。

 

夏は命が育まれる季節です。

 

また、火は文明、すなわち知恵の源とされています。

 

この赤は「お母さん」を指しており、童謡の歌詞とは意味が異なっています。

 

 

最近では色のバリエーションが多くなってきた小さい鯉は、もちろん子どもたちを表しているものです。

 

子どもの数だけ色を変えて飾ったり、一人っ子で1匹というのも寂しいので2匹飾ったりもします。

 

女の子だけの家庭では鯉のぼりを飾ることはありませんが、女の子もいる家庭ではその子の分としてピンクやオレンジの鯉を飾ることもあります。

 

 

鯉のぼりの由来を調べていくと、最初は黒だけで「男の子」を表すものでした。

 

しかし、次に赤い鯉が加わり「黒=お父さん」「赤=子ども」とされていた時代もあったのです。

 

3匹目として最初に加わったのは青い鯉で、それに伴い「黒=お父さん」「赤=おかあさん」「青=子ども」と変化したようです。

 

日本では、5月5日は「こどもの日」でもあるため、現在では男女で2人以上のお子さんがいる家庭では、家族全員分の鯉を揚げることが習慣になりつつあるようです。

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