最近、日本でも注目されるようになってきた「イースター」

 

イエス・キリストの復活を祝うとともに、キリスト教圏では春の訪れを喜ぶ最も華やかなお祭りとして有名です。

 

日本では「復活祭」と呼ばれることがありますが、まだまだその意味や発祥の由来についてはご存知ではない人も多いようです。

 

そもそも、なぜイースターという名前なのかもあまり知られていないのが現状のようです。

 

また、シンボル的な意味を持つ卵やウサギとの関係も、曖昧な人が多いのではないでしょうか…。

 

そこで・・・イースターの意味と発祥や名前の由来を中心に様々な情報をご紹介します!

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イースターの意味と発祥の由来!

イースターとは、十字架に磔(はりつけ)にされて処刑されたイエス・キリストが、その3日後に復活したことをお祝いするお祭りを意味しています。

 

太陽暦によって定められた日であるため、グレゴリオ暦では毎年日程が変わることでも有名で、「春分の日の次の満月のすぐ後に訪れる日曜日」とされています。

 

したがって、西方教会では「3月22日~4月25日」、東方教会では「4月4日~5月8日」の間のいずれかの日曜日が祝日として扱われます。

 

あまり知られていませんが、「イエス」は人名で、「キリスト」とは 「膏(あぶら)をつけられた者」という救い主の称号を意味しています。

 

また、その存在の位置付けとしては教派よっても様々な考え方があり、この世の「救世主(メシア)」「唯一の神の子」「神の子が人の性を得た真の神であり、真の人である」など様々です。

 

そして、イースター発祥の由来として重要な意味を持つのが、死んだはずのイエスが「なぜ3日で復活したのか」という点にあります。

 

これは「すべての人間の罪を代わりに背負って死んだから」といわれています。

 

ここでいう罪とは、誰もが持っている欲望や嫉妬、わがままなどののようなものを意味し、これを洗い流すためにあえて身代わりとなって昇天したと解釈されています。

 

イースターを祝う人たちの心には「このキリストへの感謝を忘れてはいけない」「人は生まれながらに罪を背負っていることを忘れてはいけない」という思いが強く根付いています。

 

つまり、私たちの前に永遠の姿となって再び現われたイエス・キリストの復活を心から喜ぶ気持ちから、キリスト教圏で最も重要なお祝いの日となっているのがイースターなのです。
 

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イースターの名前の由来とは?

日本では復活祭と呼ばれるイースターですが、世界やキリスト教の宗派では 異なる名前で呼ばれる場合もあります。

 

例えば・・・

・ギリシャ正教会:パスハ
・ロシア正教会:パスハ
・日本正教会:パスハ
・スペイン:パスクワ
・イタリア:パスカ

などです。
 

これらは旧約聖書の時代に、ユダヤ教徒の間で行われていた「過越(すぎこし)の祭り」を表す「ペサハ」というヘブライ語に由来するといわれています。

 

後に、新約聖書の時代になると、この日に復活祭を当てるようになったという説が有力視されています。

 

イースターは毎年日程こそ変わりますが、4月を中心に迎えるキリスト教の最大イベントです。

 

ただし、ユダヤ系やヘブライ系などの民族の間では、もともとは長い冬が終わり、 春を迎えたことを祝うお祭りだったことが窺(うかがい)い知れます。

 

そのため、英語で使用されている『Easter』という表記は、ゲルマン神話に登場する春の女神である「エオストレ(Eostre)」の名前に由来するといわれています。

 

また、ゲルマン人が使用していた春の月名「エオストレモナト(Eostremonat)」が語源となっているという説もあり、いずれにしても「春」というキーワードが関わっています。

 

いずれにしても、古代ゲルマン人がイースター発祥以前に、暖かい春の訪れを祝うお祭りをしていたことがわかります。

 

ちなみに発音は若干異なりますが、ドイツ語では『オースタン(Ostern)』と呼び、この名称も英語と同様の語源と考えてよさそうです。

 

 

イースターと卵の関係と意味!遊びや料理は?

世界的に見ても、イースターの料理といえば、ゆで卵を使ったものが一般的になっています。

 

ただし、日本では「なぜ卵が関係するのか?」、その意味を知らない人も多いのではないでしょうか…。

 

それは、キリストが復活した時に死の殻を破って神となり、復活したと考えられているからです。

 

この死の殻を破った姿が、ヒヨコが卵の殻を破って生まれてくる姿に重ねられ、復活を祝う意味で欠かせない存在となっています。

 

イースターで用意される料理は、卵を使ったもの以外にもキリストを連想させる「十字架を模したもの」もあります。

 

 

また、キリストのことを「世の罪を取り除く神の子羊」と聖ヨハネが紹介したこともあり、キリスト教徒の間では様々なお祭りでラム肉を食べる習慣があります。

 

イースターでもラム肉を使った料理がよく作られているようです。

 

子どもたちは、卵を使った遊びも行います。

 

庭などに隠された卵を探すエッグハントや、スタート地点からゴールまで卵を割らないように転がして進むエッグロールなどの遊びで楽しむことも多いです。
 
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イースターとウサギの関係と意味は?

卵の他にも、「イースター・バニー」というウサギもよく見かけます。

 

ウサギは1年に数回出産できるなど、繁殖力が強いことでも知られており、このことが大きく関係しているようです。

 

「生命の復活」「新しい命が産まれる」ということで、キリストの復活劇を祝う意味で象徴的存在になっていったとされています。

 

しかし、もともと旧約聖書の中では「穢(けが)れた動物」との記載があります。

 

それが北欧神話になると、命をたくさん生み出すことができる縁起物として扱われており、このことがキリスト教にも影響を及ぼしたようです。

 

他にも、ドイツではキリストの復活を目撃したのがウサギであり、それを人々に広めていった存在だったという逸話も残されています。

 

 

ハロウィンとともに日本でも広まりつつあるイースター。

 

基礎知識を学んだら、家族や仲間といろんな楽しみ方ができるといいですね。

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