四季のある日本では、春夏秋冬に関する季節の節目がいくつもあります。
立夏もその1つですが、暦の上で「夏の始まり」を意味する言葉です。
ただし、現在の新暦とは異なり旧暦時代に設けられているため、実際の時期とは随分ずれた印象がありますよね。
毎年微妙に日付けが変化する二十四節気の1つでもあるため、2018年はいつになるのか気になる人も多いでしょう。
天文学的時刻や期間としての意味もぜひ知っておきたいですね。
そこで・・・立夏の意味や2018年はいつになるのかというテーマでご紹介します!
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目次
2018年の立夏はいつ?天文学的時刻や期間としての意味は?
立夏とは二十四節気の1つで、春分と夏至の中間にあたります。
2018年は5月5日(土)に迎えます。
ちょうど「端午の節句」に当たり、「こどもの日」という祝日でもありますね。
天文学的時刻を見てみると「5月5日22時25分」となっており、これは太陽黄経が45度に達する一瞬のタイミングを表します。
つまり、天文学では日付けではなく、その瞬間を指していることになります。
また、立夏は期間としての意味も持っており、一般的には次の節気となる「小満:5月21日(月)」の前日までを指すこともあります。
ただし、小満の天文学的時刻は「5月21日11時15分」となっており、太陽黄経が60度に達するタイミングです。
したがって、2018年の立夏の期間を正確に割り出すと「5月5日22時25分~5月21日11時14分」となります。
このように二十四節気の1つ1つは、 次の節気を迎えるまでの期間を表すことも覚えておきたいですね。
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立夏の意味とは?
二十四節気は旧暦時代に誕生したもので、季節の移り変わりを詳しく見るために、1年を24等分の季節に分けたものです。
したがって、旧暦の正月となる「春分(2月4日頃)」を第1とし、「大寒(1月20日頃)」を第24と定めています。
立夏はその第7に当たり、暦の上では「夏の始まり」を意味します。
旧暦の表現を用いると「春がいよいよ極まり、夏が立ち始める」ということを表すものです。
1つ前の節気となる「穀雨」から数えて15日目にやってくるため、ちょうど田植えや畑の種まきが始まる季節になります。
5月5日というとゴールデンウィーク中ですが、気候も安定していて過ごしやすい季節ですね。
私たちが肌身で感じる季節はまだ夏ではないかもしれませんが、旧暦が使用された昔は「いよいよ夏が始まる」ということで、農作業も忙しくなる頃とされていたようです。
ちなみに、3日前の5月2日頃には、茶摘みで有名な「八十八夜」という雑節を迎えます。
まだ5月のこととはいえ、確かに「夏も近づく八十八夜」という歌詞がありますよね。
なぜ毎年同じ日ではないの?
2018年の立夏は5月5日ですが、二十四節気は太陽の動きによって定められるため、毎年同じ日になるとは限りません。
1年は365日ですが、正確には「365.2425日」とされ、この端数の部分が積み重なると誤差が生まれてしまいます。
そのため、年によっては5月6日が立夏になる年もあるのです。
また、この端数の部分がどんどん積み重なってしまうと、季節そのものが動いてしまい、12月頃に夏を迎えるというようなことも考えられなくもありませんよね。
そこで、4年に1度「閏年」を設け、1年を366日にして微調整しています。
もっと詳しくいえば、400年間に97回の閏年が設けられており、必ず4年に1度巡って来るとも限りません。
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立夏の頃の旬の食べ物は?
節分や冬至などには季節の行事食というのがありますよね。
しかし立夏の場合には、この日に頂くべきという食べ物は特別ありません。
2018年の立夏は5日5日のこどもの日に当たるため、この頃は柏餅やちまきなどを食べる人が多いかもしれませんね。
他には、旬を迎えるものを食べると縁起がよいといわれています。
そらまめ、新玉ねぎ、新じゃがいも、グリーンピース、アスパラガス、あさりなどが挙げられます。
旬のものは体にもよいといわれているため、ぜひお召し上がりください。
立夏は春が終わり、これから夏が始まっていくという節目です。
新緑が眩しく綺麗で、1年の中でも特に過ごしやすい季節なので、家族や仲間とアウトドアなどを楽しむのもよいでしょう。
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