花粉症やハウスダストの影響など、季節性や通年性のアレルギー性鼻炎で悩む人は多いですね。
また、雨の日になると「くしゃみや鼻水が止まらない」「鼻づまりで呼吸がしづらい」と訴える人もいます。
雨が降ると飛んでいる花粉なども少ないというイメージがありますよね。
しかし、実際には大きく関与しているともいわれています。
さらに低気圧の影響で自律神経に狂いが生じることで、不快な症状が現れている可能性も高いです。
そこで・・・雨の日にくしゃみや鼻水が止まらなくなったり、鼻づまりになる原因についてご説明します。
Sponsored Link
目次
雨の日にくしゃみや鼻水が止まらない原因は低気圧の影響!
花粉症などのアレルギーなどもないのに、なぜだか雨の日になるとくしゃみや鼻水が止まらないという人が増えています。
そういった人は「低気圧の影響」をモロに受けている可能性が高いです。
その理由は3つあります。
まず1つ目は、低気圧になると高気圧の時よりも血管が拡張することが原因だといわれています。
いわゆる気圧の変化による物理的な影響による症状です。
2つ目は、低気圧の影響で自律神経のバランスが乱れ、鼻の奥の粘膜などが膨張してくしゃみや鼻水が止まらなくなるという説があります。
有力視されている説で、自律神経が狂い始めると鼻炎に似た症状を訴える人が増えると考えられており、他にもダニやほこりなどの刺激を受けやすくなるようです。
3つ目は、雨の日になると副交感神経が優位に立ちやすくなることが原因となり、同じく鼻炎のような症状が現れやすくなると考えられています。
「たかが気圧の変化で」と思いがちですが、頭痛がひどくなったりする人も多く、私たちの自律神経や血管、粘膜などにも影響が出やすいのです。
また、最近では「寒暖差アレルギー」なども耳にしますよね…。
アレルギーといっても何かアレルゲンがあるわけではなく、こちらも寒暖差によって自律神経が乱れてしまうことが原因とされています。
特に、暖かい日の次の日に冷たい雨が降ると、くしゃみが止まらなくなったり、鼻水が大量に出たりするといった不調が現れやすいです。
そういった意味では、雨の日の低気圧だけでなく寒暖差も大きく関わっているかもしれません。
Sponsored Link
雨の日には鼻づまりがひどくなることも!
一口に自律神経といっても、一旦狂い始めると現れる不調にも個人差があります。
鼻づまりもその1つで、雨の日の低気圧により鼻の奥の粘膜が膨張して空気の通りが悪くなってしまいます。
呼吸がしづらい原因にもなるため、くしゃみや鼻水と同様に辛い症状といえます。
また、雨の日になると鼻づまりの他にも頭痛、蕁麻疹、胃腸の不振、食欲不振などの不調が出やすくなっています。
晴天の日と比べるとストレスも溜まりやすくなるため、いかに自律神経のバランスを保つかが重要なポイントになります。
普段から、食生活や睡眠、運動などの生活習慣を改善することで、鼻づまりも解消しやすくなりますよ。
雨の日は花粉症やアレルギー性鼻炎が強く出ることも!
一般的に、雨の日は花粉の飛散量が少なくなるため、花粉症の症状が出にくいといわれています。
しかし、逆に症状がひどくなるという人もいます。
ハウスダストなどによる通年性アレルギー性鼻炎の場合も同様です。
花粉やダニ、ほこりなどは、吸い込んですぐにくしゃみや鼻水などの症状が出るとは限りません。
吸い込んでから6時間から半日かけて現れてくることも珍しくありません。
つまり、前日に吸い込んだものが雨の日に出ているという可能性もあります。
特に鼻づまりの場合、時間差で起こることが多いです。
そして低気圧は花粉症などのアレルギー性鼻炎の症状にも関わってきます。
副交感神経が優位になって症状が悪化しやすくなったり、ヒスタミンが多く分泌されるようになるため、くしゃみや鼻水が止まらなくなることもあります。
ですから、花粉症の人は雨の日だからといって油断せず、しっかり対策することをおすすめします。
特に前日に花粉の飛散量が多かったという場合、家の中に入り込んでいる可能性もありますし、雨だからといって全く飛散していない訳でもありません。
梅雨のエアコンや秋の花粉症にも要注意!
梅雨の時期は湿気が多いのでカビが発生しやすいです。
カビがアレルゲンになって症状が出ることもあるので注意しましょう。
梅雨前線の影響で雨の日が増えることも明白ですので、くしゃみや鼻水、鼻づまりに悩まされることも多くなります。
本格的に暑くなる前に、エアコンのフィルターはしっかり洗っておきましょう。
また、秋になると秋雨前線が停滞して雨の日が続いたり、台風の襲来も多くなりますね。
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの花粉も飛散しますので、 秋の花粉症対策も必要です。
通年で症状が出ている人は、低気圧やハウスダストの影響だけでなく、複数の花粉をアレルゲンとして持っている可能性もあります。
放置している人は一度耳鼻咽喉科で検査を受けてみましょう。
Sponsored Link