ケーキ屋さんで、一番目にする機会の多いショートケーキ。
イチゴの酸味ともマッチしていて、大好物という人も多いと思います。
しかし、ショートケーキの「ショート」とはどういう意味なのか、考えたことはありませんか?
それを知るには、名前の由来や語源、発祥はどこなのか、などを知る必要がありそうです。
西洋人が作るケーキとは全く異なるという噂もあります。
そこで・・・ショートケーキの名前の由来や語源、発祥の地などについてご紹介します!
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目次
ショートケーキの名前の由来!語源は?
そもそもショートケーキの「ショート」は、英語の【short】が使われています。
「短い」という意味で知られる単語ですが、他にも「砕けやすい」といった意味があります。
初めて作られた頃の生地にはショート二ングが使われており、サクサクとしたクッキーのようなものでクリームとイチゴをサンドしたものでした。
これが名前の由来となっており、「サクサクとした生地で砕けやすい」ことが語源とされています。
その後、各地に伝わったショートケーキには様々な変化がありましたが、名前だけはそのまま伝わったようです。
日本では「カットされているケーキだから…」というイメージもありますよね。
しかし、円いホールの状態でも、ショートケーキであることに変わりはありません。
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ショートケーキの発祥の由来は?
発祥の地はイギリスとされていますが、その由来についてははっきりわかっていません。
16世紀後半、料理本にレシピが掲載されたことで、広まっていったと考えられています。
当時のショートケーキは前述した通り、クリームとイチゴをビスケットのような生地で挟んだものでした。
少なくとも、これが日本のショートケーキの原型となったものです。
ただし、日本だけでなく世界中の様々な地域に広がっていき、その地域の独自性を加えながら変化してきました。
アメリカでは生地にムースケーキを使うものもあります。
フランスでは「イチゴケーキ」を意味する言葉で呼ばれており、生地はスポンジでクリームは少なめです。
表面をイチゴに合わせてピンク色に染めたマジパンで覆うなど、見た目がフランスらしい豪華なものです。
日本でショートケーキが作られるようになったのは大正時代。
独自のスタイルとして、スポンジ生地を使ってクリームやイチゴをサンドしたものとなりました。
もちろん世界中に広まっていますので、その地域で作り方はかなり異なります。
西洋の人にショートケーキという言葉は通じない?
実は、日本スタイルのショートケーキは、英語を話す国では「レイヤーケーキ」と呼ばれています。
生地やクリーム、果物が層を成したケーキ、という意味ですね。
【short cake】は英語ですが、そのままの言葉で通じるというわけではなさそうです。
ドイツでは「トルテ」と呼ばれるようで、チョコクリームを使用したり、クリーム自体を使用しなかったりと、かなりのバリエーションの幅があります。
フランスでも、バタークリームやカスタードクリームが使われているものが主流です。
最も有名なのは「フレジェ」という、フランス語で「イチゴ」を意味するケーキです。
英語圏でもショートケーキという言葉が通じることは少ないですし、特に西洋だと、意味は理解されても全く異なるケーキが出てくる可能性が高いです。
日本式のショートケーキの作り方・イチゴが必要?
日本式のショートケーキの材料は・・・
・グラニュー糖:60g
・薄力粉:60g
・溶かしバター:20g
・生クリーム:200cc
・砂糖:15g
・フルーツ缶のシロップ:大さじ3
・イチゴのリキュールがあれば:大さじ1
・イチゴ:1パック
などがメインとなります。
作り方は・・・
まず、卵白をしっかりと混ぜてメレンゲを作ります。
さらに卵黄とふるっておいた薄力粉、溶かしバターも加えてしっかりと混ぜます。
クッキングシートを敷いた型に流し込んで、170℃で30分程焼きます。
焼けたら型から出して冷まし、2枚にスライスします。
断面にシロップと生クリームを塗って、スライスしたイチゴを並べます。
残りの生地でサンドし、全体にクリームを塗ってイチゴを飾れば出来上がりです。
ただし、ショートケーキに使用するフルーツは、必ずイチゴでなければならないということはありません。
桃などのお好みのフルーツで色々楽しんで作ってみましょう。
最近は色々と趣向をこらしたケーキがあり、買う時に迷ってしまいますね。
クリスマスや誕生日にはケーキそのものもさることながら、トッピングも気になりますね。
それでも「やっぱりショートケーキにしようかな…」ということも多いのではないでしょうか。
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