布団や冬物の厚手のジャケットの中綿には、 ダウンや フェザーが使用されています。
混合して利用されていることもありますが、それぞれにどういった特性があるのでしょうか…。
羽毛布団や羽根布団などが代表的なもので、その割合によって温かさや値段にも違いが出てきそうですね。
なんとなく水鳥の羽根をイメージさせますが、意外と曖昧な人も多いのではないでしょうか?
では、ダウンとフェザーの違いについてわかりやすくご説明しましょう!
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目次
ダウンとフェザーの違い・温かいのはどっち?主な用途は?
まずは、ダウンとフェザーの 違いをはっきりさせておきましょう。
「ダウン=羽毛」「フェザー=羽根」と直訳され、どちらも水鳥の羽が原料になりますが、採取される部位により異なっています。
ダウンは水鳥の胸に生えている毛で、ふわふわとしていてタンポポの綿毛のように軸がないのが特徴です。
一方、フェザーというのは羽軸のある毛のことをいいます。
赤い羽根募金をした時にもらえる羽根をイメージするとわかりやすいでしょう。
水鳥の体の外側に生えているので、水鳥にとっては上着のような役割を果たしています。
ダウンは高い保温性が特徴で、フェザーは通気性、弾力性に優れています。
保温性ではダウンが圧倒的に優れていますが、フェザーはジャケットなどに使用した場合に型崩れしにくいというメリットもあります。
布団であればダウンを利用した方が温かいですが、枕やクッションにするとへたりが早いのでフェザーを使用するのが適しています。
ダウンとフェザーの違い・どちらも水洗いできる?
ダウンやフェザーを使ったダウンジャケットは、 洗濯可の表示が付いていれば水洗いが可能です。
ただし、傷みや縮みといったトラブルは多いので、高級品であればクリーニングに出した方が無難です。
水洗いをする場合は中性のおしゃれ着用洗剤を利用し、手で押し洗いと押しすすぎをします。
繊細さが違いますので、他の洗濯物より丁寧に洗う様にしましょう。
洗濯機を利用する場合は、ネットに入れて手洗いモードなどを利用します。
2~3個のテニスボールと一緒に乾燥機を回すと、縮みなどの心配もなく乾かすことができます。
一方、布団は 型崩れが大きくなりますので、業者にお任せするのが一般的です。
ダウンとフェザーの違い・お値段が高いのは?
ダウンは水鳥の大きさにもよりますが、1羽あたりから10~20g前後しか採取できません。
したがって、大変貴重であり 高級品です。
フェザーは、大きさによってラージフェザーとスモールフェザーに分類され、ラージフェザーの方が安価とされています。
ダウンは貴重品であるので、ジャケットや羽毛布団にはフェザーを混合させてあることが多いです。
一般的に、フェザーの混在率が少ないものほど高級品として扱われています。
さらに、ダウンの中でも特に産毛が多く残っていて、タンポポの綿毛の様に丸いものはダウンボールと呼ばれ、一般的なものとは違って最高級品として扱われます。
良質なダウンボールが利用された製品はかなり高額になります。
羽根布団と羽毛布団での割合は?
羽根布団とは、ダウンとフェザーを混合で作る際にフェザーの割合が50%以上のものを呼んでいます。
一方で羽毛布団とは、ダウンが50%以上使用されたものをいいますが、ほとんどの場合ダウンの割合が90%以上を占めるものが主流になっています。
羽根布団は軸を持つフェザーを多く利用しているため、ガサガサすることあります。
やはり、温かくて寝心地がよいのは羽毛布団で、意外と大きな違いといえそうです。
いかがでしたか?
良質なものを購入すれば、繊細な素材ながらも固まったりもつれたりすることも少ないです。
少しでも長く利用できるよう安価なものには注意したいですね。
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