妊娠中や妊娠を希望する人たちであれば、 「ダウン症」という言葉を一度くらいは耳にしたことがあると思います。
特に、最近は高齢で出産する人も増えているため、出産年齢との関係などがクローズアップされることがよくありますね。
ただし、ダウン症といってもその 特徴や症状も様々ですので、正しい知識を持っておくことが大切です。
親になるということは、その可能性がゼロではないということですから…。
では、ダウン症の特徴や症状などについてご説明します!
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目次
ダウン症の特徴と症状・軽度と重度の違いは?
ダウン症というのは「ダウン症候群」の通称名で、 染色体異常による先天性の疾患のことをいいます。
通常、人の染色体は46本と決まっていますが、発症する子どもは1本多く、47本の染色体を持って生まれます。
全出生児の1/800で起こるとされていて、特に高齢出産になると多くなるといわれています。
ただし、 卵子の劣化などの説がありますが、なぜこういった異常が起こるのかははっきりわかっていません。
ダウン症の赤ちゃんには軽度・重度に関わらず、ほぼ下記のような特徴や症状が見られます。
・あまり激しく泣かない
・体がふにゃふにゃとしている
・おっぱいの飲みが少ない
その他・・・
・顔が丸くて平坦
・耳が小さい、耳の変形
・鼻が低い
・口角が下がっている
などの外見的な特徴が現れることがあります。
症状の軽度・重度というのは一概にはいえませんが、心臓や目の障害を併発することもあります。
また、ダウン症を持たない子と比べると、言語や知能、運動能力の発達が遅くなるということもあります。
ダウン症の特徴と症状・難聴を合併することが多い?
ダウン症児が併発する合併症としては、心臓疾患、眼障害のほかにも 耳の障害を患うことがあります。
また、免疫力が弱いため感染症などにかかりやすいとされています。
そのため、中耳炎を発症することも多く、それが原因で難聴を合併しやすいということです。
さらに、ダウン症を持って生まれた場合は「耳が小さい」「耳が変形している」ということもあります。
すると、当然耳の穴が小さいので、小さな耳垢でも聞こえが悪くなることもあるようです。
ダウン症の特徴と症状・妊娠中や新生児の段階でわかるの?
赤ちゃんがお腹にいる段階でも、ダウン症かどうかを調べることができる検査があります。
羊水や血液を採取して、 遺伝子情報を調べることでわかる仕組みになっています。
また、ダウン症のような染色体異常の場合は、流産してしまうケースも多いようです。
ただし、羊水や血液検査でも100%ダウン症かどうかを知ることは難しいです。
エコーなどでも特徴が出るということは少ないです。
無事に生まれたのち、新生児期にがはあまり泣かないなどの特徴が現れると、ダウン症であることが疑われます。
ある程度、月齢が進まなければわからないこともあります。
ダウン症の特徴と症状・大人になって変化することは?
ダウン症には、根本的な治療というのはないため、社会がそれを 受け入れるということが大切です。
もともと心臓や眼に障害を持っていたり、感染症などに弱いため、本人の治療やリハビリを見ながら成長を見守っていくことになります。
大人になるにつれて特徴が顕著になることもあれば、ダウン症であっても普通に社会人として生活し結婚して子供をもうける人もいます。
高齢出産が増えたことで出産前から子供の心配をするパパママもいますが、医療の進歩により、たとえ発症していても普通に成長する赤ちゃんもいます。
正しい知識を持っておくようにしましょう。
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