日頃のおやつとして、 クッキー、ビスケット、サブレ、クラッカーなどのいずれかをご自宅に常備しているという方も多いのではないでしょうか…。
小腹が空いた時に1枚ずつでも手軽に食べられるので、年齢層を問わず人気のあるお菓子類です。
ところで、これらのお菓子の明確な違いを意識したことはありますか?
どれも似ているようで随分異なるような気もして、上手く説明するのが難しそうですね。
そこで、今回はクッキー、ビスケット、サブレ、クラッカーの違いについてご説明します!
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目次
クッキーとは?
クッキーの発祥は アメリカだといわれています。
日本では、糖分と脂肪分が全体の40%以上と決められています。
よく似ているビスケットとの違いは、国や地域によっても変わるようで、英語圏ではクッキーのことをビスケットと呼んでいます。
材料は、主に薄力粉、バター、砂糖、卵です。
4つの焼き菓子の中では最もメジャーな存在なので、 家庭での作り方をご紹介しておきますね。
まずボールにバターを入れてクリーム状になるまで練り混ぜ、砂糖を加えて白っぽくなるまでよく擦り混ぜます。
その後、卵を入れて万遍なく混ざったら薄力粉を加え、粉っぽさが大体なくなるまでサックリと切るように混ぜるのがポイントです。
手でまとめられるようになったらラップに包んで冷蔵庫で30分ほど寝かせます。
あとは型でくり抜いて180℃のオーブンで10~15分焼けば完成ですね。
ビスケットとは?
ビスケットの発祥は イギリスです。
イギリスでは、小麦粉で作られた焼き菓子のことを総称してビスケットと呼んでいます。
実は、保存食として日持ちをよくするために、パンを二度焼いたことがビスケットの始まりとされています。
材料はクッキーと同じですが、糖分と脂肪分が全体の 40%未満という違いがあります。
作り方もクッキーとほぼ同じですが、サクッとした食感を残すためにフォークで穴を開けたりします。
材料の割合と食感の違いから、日本ではクッキーのほうが少し高級なイメージがあるようです。
サブレとは?
サブレはフランス発祥の焼き菓子で、 「砂」という意味があります。
サブレには、日本で決められた材料の割合などはありません。
クッキーとほぼ同じ材料の比率で作りますが、生地を作る工程に違いがあり、パイと似た作り方をします。
クッキーはバターを練り混ぜて生地を作りますが、サブレは材料をあらかじめ冷やしておき、バターを細かくしながら他の材料を混ぜていきます。
このような方法で、サブレ独特のサクッとした食感を生んでいます。
砂のように口の中でホロホロと崩れていくイメージですね。
クラッカーとは?
クラッカーはアメリカが発祥で、元々は 軍隊の糧食として作られました。
ビスケットの一種ですが、他の3つとの最大の違いは材料に糖分を全く使わないことです。
日本では少し塩を効かせたものもあり、チーズやシーフードなどを載せてお酒のおつまみとして食べられることが多いですね。
材料と作り方はビスケットとほぼ同じですが、糖分が入らないところと型をあまり使わないところが異なります。
生地は包丁などで四角形に切り分け、穴を開けてから焼き上げます。
いかがでしたか?
海外では日本のように細かく分けていなかったり、全く別のものを指したりします。
例えば、アメリカでのビスケットは、日本でいうとスコーンになるそうですよ!
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