安納芋 特徴

最近のさつまいもブームの火付け役となったといってもよい 「安納芋」

 

焼き芋にしただけでとても甘く、スイートポテトのような味わいになると人気の品種です。

 

ただし、主な産地やいくつかの品種が存在することをご存じの方も少ないかもしれませんね。

 

また、普通のさつまいもと比べると、糖度やカロリーにはどれくらい違いがあるのでしょうか?

 

そこで・・・安納芋の特徴や糖度・カロリー・美味しい食べ方などをご紹介します!

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目次

安納芋の特徴・主な産地や交配元の品種は?

安納芋は、主に 鹿児島県種子島で栽培されるさつまいもの品種です。

 

そのルーツは、インドネシアのスマトラ島から兵隊さんが持ち帰った芋を、種子島で栽培したのが始まりといわれています。

 

したがって、交配元の品種が存在するのか、はっきりしていないようです。

 

 

もともとは、種子島で作られたものだけが安納芋と呼ばれており、平成25年までは種子島以外では栽培できませんでした。

 

しかし、その甘味や食感などの特徴がメディアに取り上げられたこともあり、ここ数年で爆発的人気となり、鹿児島本土滋賀県など産地が拡大されつつあるようです。

 

安納芋の中でも、皮が赤く、身が黄色の「安納紅」、皮が白っぽい「安納こがね」の2つに関しては品種登録されたことにより、いまだに種子島以外では栽培できないことになっています。

 

この品種登録は平成10年のことといいますので、もう20年近く経過したことになります。

 
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安納芋の特徴・焼き芋にした時の食感はねっとり?

安納芋の最大の特徴といえば、焼き芋にした時にねっとりとしたクリームのような食感が生まれることでしょう。

 

通常、さつまいもはホクホクとした食感が特徴ですが、他のものに比べると水分量が多いため、焼き芋にするとかなりしっとりとします。

 

糖度も高く、甘味が強いので、砂糖や生クリームを加えなくてもスイートポテトのような味わいが楽しめます。

 

 

安納芋に含まれるデンプンは、加熱することで糖質に変わります。

 

時間をかけてじっくり加熱すると、より甘くなるため、安納芋は焼き芋にして食べるのが一番美味しいといわれているのです。

 

さつまいも本来の特徴としては、 「紅はるか」「シルクスイート」といった品種に通じるものがあります。
 
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安納芋の特徴・糖度やカロリーはどのくらい?

安納芋のもう1つの特徴として、非常に糖度が高いことが挙げられます。

 

生の状態でも糖度は25度前後、加熱によって40度にも跳ね上がることもあります。

 

一般的に、スーパーでさつまいもとして売られているものは、糖度が15度ほどですので、いかに甘味の強い品種であるかがわかりますよね。

 

 

気になるカロリーですが、100gあたり150~180kcalですので、ご飯では茶碗一杯分を超えることもありますね。

 

糖度が1度上がるとカロリーも4kcalアップするため、特に甘い品種になると食べ過ぎには注意です。

 

安納芋は1本200g~300g位ですので、1本食べると300~500kcalくらいになってしまいますし、あまりの美味しさにペロッと食べてしまうため、カロリー過多にならないようにしてください。

 

ただし、ヤンピンや食物繊維、β-カロテンなど、美容や健康に優れた栄養素も豊富に含まれています。

 

ケーキなどの脂質の多いお菓子と同じくらいのエネルギー量ですが、満腹感や腹持ち、含まれる栄養素の点からも安納芋のほうが断然優れているといえるでしょう。

 

最近はお手頃価格で購入することもできるようになってきたので、また食べたことがないという人はぜひ焼き芋にして食べることをおすすめします。

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