お正月前なると門松や注連縄、鏡餅などの正月飾りを家に飾りますよね。
新年を迎える前から飾りはじめ、多くは松の内の期間中まで飾ってから仕舞います。
ただし、飾り終わったものはどのように仕舞うのか、あるいは処分すべきなのか、知っておかないといざ片付ける時に困ってしまいますね。
飾りの種類によっては、翌年も使えるものと毎年処分するものも異なります。
そこで・・・正月飾りの処分方法や行う時期について詳しくご紹介します!
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目次
正月飾りを処分するのはいつ?
お正月飾りとして一般的によく飾られるものは、 注連縄、門松、破魔弓、破魔矢、羽子板、鏡餅などです。
これらは、末広がりを意味する「8」という数字の付いた12月28日から飾りはじめ、松の内が過ぎたら仕舞うことになります。
松の内がいつまでかという点は地域によってもことなりますが、関西以外の地域は1月7日までとされ、関西では 1月15日までとすることも多いです。
ただし、鏡餅だけは1月11日の鏡開きまでは飾ったままにしておきます。
つまり、他の正月飾りは、それまでには仕舞うか、処分することになります。
正月飾りの処分方法は神社で!お寺でもOK?
飾り終わった正月飾りは、小正月(1月15日)の左義長、いわゆる 「どんど焼き」で処分する方法が一般的です。
どんど焼きとは、お正月飾りとして使ったものを一斉に火にくべるという祭事の一つです。
自治体や神社などで行われていて、正月飾りを処分し、その火に当たることで1年の健康を願うという意味もあります。
全国的にも、どんど焼きは1月15日前後に行われることが多いため、1月7日にお正月飾りを仕舞った後は、どんど焼きの日まで紙などにくるんで丁寧に保管しておきましょう。
もし都合が付かずに参加できない場合などは、 神社に引き取って処分してもらう方法もあります。
この時、お焚き上げ料が必要とされることもあるため、事前に連絡しておくとよいですね。
また、お寺などでも受け付けている所がありますので、一度連絡してみることをおすすめします。
ちなみに、書き初めで願いや豊富を書いた半紙をどんど焼きで燃やした時、その炎が高く舞い上がると、その願いが叶うといわれています。
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大きな門松や羽子板、破魔弓の処分は?翌年も使える?
正月飾りは、新年の年神様をお迎えするために飾るもので、大きな門松であっても同じ意味を持つものです。
年神様は清潔で静かな場所にやって来られるため、その点を考慮すると、正月飾りは毎年新調し、使い終わったら処分することが基本です。
ただし、数日飾っただけで処分するのは勿体ないという考え方や、正月飾りも季節のインテリアと捉えることも増えてきており、その場合は翌年も利用する人もいます。
羽子板や破魔弓、破魔矢などは初節句のこともありますので、別の考え方もありますが、門松はどんなに大きなものでも処分するのが一般的です。
縁起物として意識して飾っているのであれば、毎年新調するものだと覚えておきましょう。
こちらも神社などのどんど焼きで燃やすことで、家族の無病息災などを願うことになります。
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自宅で処分できるものはある?
正月飾りは、一般のゴミとして自宅で処分することも可能です。
その場合は、ご自身でお清めをしてから処分するようにしましょう。
方法は、大きめの紙の上に正月飾りを置き、お清めの塩にかけます。
この時「左→右→真ん中」の順にかけていきます。
お清めが済んだら紙に包んで処分しましょう。
ゴミ袋に入れる際は、他のゴミとは区別して袋に入れるようにしましょう。
門松は大きなものの場合は、一般ごみとしては処分できない可能性もあるため、住んでいる自治体に確認した方がよいでしょう。
正月飾りの処分方法を紹介しました。
丁寧に処分するということは、年神様を天へ送り返すという意味が込められています。
ご自身で行うにしても、これを理解したうえで行うようにしてください。
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