亀 すっぽん 違い

すっぽんはとてもよく似た生き物ですね。

 

甲羅を見ると異なる印象がありますが、パッと見ただけでは両者の違いが分からない人も多いかも知れませんね。

 

すっぽんは、図鑑などで見ると分類上は亀の仲間になっていますが、コラーゲンを多く含むことから鍋料理などの具材にされることもありますよね。

 

また、両者には生態に関することや、体の形状などにも異なる点がいくつもあるようです。

 

そこで・・・亀とすっぽんの違いについてご説明します!

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目次

亀の特徴と生態は?

亀は爬虫類のひとつで、爬虫網カメ目に分類される種の総称をいいます。

 

一口に亀と言っても種別が非常に多いため、一概に特徴を伝えるのが難しいのですが、胴体に甲羅があるというのが最大の特徴です。

 

亀は種が進化する過程で、骨の形成とともに甲羅ができていった生物です。

 

したがって、甲羅はの一部と考えてよいです。

 

外敵から攻撃を受けた時には甲羅の中に身を隠し、寝る時にも甲羅の中に入って眠るなど、生きていくために上手に利用しています。

 

また、亀の指(爪)は前足が5本で、後ろ足が4本というケースが多いのですが、必ずしもそうとは限らず、前足が4本で後ろ足が3本という例など、いくつかのタイプにより違いがあるのも特徴です。

 

爪の数が少ないのは、進化の過程の中で「必要ではなくなったから」というのが専門家の考え方のようです。

 

 

さらに、亀は陸と水中の両方で生活することができますが、基本的には肺呼吸をしています。

 

ただし、甲羅があることで肺を大きく膨らませることができないため、のどを膨らませて空気を送るなど、他の生物とは呼吸法にも随分違いがあるようです。

 

陸上で生活する際には、日光浴をして代謝能力を上げ、さらに紫外線を浴びることで体内で生成される ビタミンDにより、甲羅の形成に必要なカルシウムの吸収率を上げているようです。

 

基本的にはクチバシを持っており、獲物を丸呑みすることが多いですが、リクガメのように歯を持っているタイプもいて多様化されています。

 

その他、視覚、聴覚などはあまり優れていませんが、種類によっては異常に嗅覚が発達しているタイプもいて、エサを獲るための重要な役割を果たしています。

 

 

すっぽんの特徴と生態は?

すっぽんも、爬虫網カメ目に属しますが、スッポン科キョクトウスッポン属に分類される亀の一種で、もともと日本や中国などの極東アジアにしか分布していないようです。

 

まず最初の違いとして、普通の亀は食用にされることはほとんどありませんが、すっぽんは食用としても活用されていますよね。

 

というのも、他の亀にはそれほど栄養素といえるものが含まれていませんが、すっぽんにはコラーゲンやアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの美容や健康によい栄養素がたくさん含まれています。

 

 

また、ほとんどの亀の甲羅は骨であるのに対し、すっぽんの甲羅は皮膚にあたるという点は大きな違いの1つといえます。

 

 
すっぽんは、 「噛みついたら雷がなっても離さない」といわれますが、歯がないため指を喰いちぎられるようなことはまずないと考えてよいでしょう。

 

ただし、あごの力がとても強く、なかなか離さないというのは事実なので、痛みに耐えきれずに指を振るようなことをすれば、骨に近い部分まで損傷するような大ケガをする恐れはあります。

 

すっぽんはとても臆病で神経質な性格のため、噛みつくことで身を守る習性があるのです。

 

大抵の亀の場合は、甲羅に隠れることで外敵から身を守ることができるため、ほとんど噛みつかれることはないといった違いもあります。

 

 

その他、生態の違いとしては、日光浴をして甲羅や骨を強化する必要のある他の亀とは異なり、すっぽんは夜行性で、主に魚や池にする小動物などを捕食して生きています。

 

基本的には水中で生活しており、爪の数も一般的な亀とは異なり3本しかありませんが、 水かきが異常に発達しているのも大きな特徴の1つといえるでしょう。

 

 

いかがでしたか?

 

見た目はかなり似ている所がありますが、生態や甲羅、歯、爪の数などにも違いがあるようです。

 

とはいえ、すっぽんは亀の一種に過ぎないということは再確認できましたね。

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