アジア料理のお店に行くと、ビーフンやフォーなどの麺類を見かけますよね。
ただし、どんなものかというのはなんとなくわかりますが、説明しようとするとできないという人も多いのではないでしょうか…。
原料や製法を知っていればそれも可能かもしれませんが、その他に春雨やマロニーなども聞かれると流石にギブアップしてしまいそうですね。
どれもグルテンフリーであるという共通点がありますが、それ以外にどんな違いがあるのか気になりますね。
そこで・・・ビーフン・フォー・春雨・マロニーの違いについてご説明します!
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目次
ビーフンとは?
中国や台湾でよく食べられている麺で、細麺なのが特徴です。
うるち米のでんぷんを原料にしており、ライスヌードルの代表格ともいえますね。
米を挽いて米粉にし、水と合わせて練り込んで伸ばして麺にしたものです。
小麦ではなくお米を使っているため、よりモチモチとした食感の違いも特徴です。
元々は東アジアでスープに入れて食べられていましたが、今では炒め物やサラダなどにも使われています。
本来、多少クセのあるものですが、今日本で販売されているものは食べやすく作られているため、様々な料理に使えて人気も高いですね。
カロリーは100gあたり380kcalほどありますので、少し高めといった感じですね。
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フォーとは?
ベトナムが原産の麺です。
原料はビーフンと同じでうるち米のでんぷんを使用していますので、こちらもライスヌードルの代表格ですね。
ただし、見た目でわかる通り、フォーは平打ち麺であるという違いがあります。
ですので、基本的にはスープに入れて食べるのが主流です。
鶏や牛などで出汁を取ったあっさりスープと合いますが、小麦粉でできた麺とは違ってコシがありません。
ベトナムでは定番の朝食メニューとして人気です。
カロリーも、ビーフンと同じく100gあたり380kcalほどあります。
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春雨とは?
ビーフンと見た目は似ていますが、原料が違います。
ジャガイモやトウモロコシ、豆などのでんぷんを水と合わせ、よく練り込んで細く伸ばしています。
春雨サラダなどをイメージすると中国が原産だと思われるかもしれませんが、実は原産は日本です。
乾燥状態で販売されているので、戻してから調理します。
スープや鍋物、サラダなどに使われます。
また、熊本県に古くから伝わる郷土料理・太平燕(タイピーエン)の麺として使用されています。
春雨入りのスープに、白菜、たけのこ、豚肉、イカ、エビ、きくらげ、揚げ卵などを加えており、馬刺しやからし蓮根などと並ぶほど、地元に根付いているそうです。
カロリーは100gあたり340kcalで、やはり意外と高いですね。
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マロニーとは?
マロニーはトウモロコシやジャガイモのでんぷんから作られています。
春雨にちょっと似ていますが、マロニーの方が短めで太めといった感じですね。
主に鍋に入れて食べられます。
料理をされる主婦の方なら大抵ご存じだと思いますが、マロニーというのはあくまで商品名です。
他にはくずきりなどを販売している、「株式会社マロニー」という会社から発売されているものですね。
最近では、サラダに使いやすい細麺や、さらに太いもの、生タイプなど種類も増えています。
カロリーは100gあたり349kcalです。
どれも似ていますが、原料だけでもフォーとビーフンはうるち米のでんぷんを使用、春雨とマロニーはジャガイモやトウモロコシ、豆などのでんぷんを使用するなどの違いがあったようです。
いわれてみれば、春雨やマロニーは透明感がありますよね。
現在では小麦アレルギーの子どもも増えていますので、グルテンフリーの食材で代用できる点はありがたいですね。
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