公園や学校の花壇、お庭のガーデニングの定番の花、 パンジー。
色や品種も数多くあり、かわいらしい見た目で辺りを彩ってくれる花です。
パンジーは、もの思いにふけたような見た目から花言葉がつけられているのをご存じでしょうか…。
また、色によっても意味合いが変わってくるため、プレゼントに用いる時は少し気を遣ってみるといいですね。
そこで・・・パンジーの名前の由来や花言葉についてご説明します!
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目次
パンジーの名前の由来とは?
パンジーという名前は、フランス語で「思想」という意味の“ パンセ”から転じたといわれています。
花姿がうつむき加減で、何か考え事をしている姿に見えることに由来しています。
パンジーが日本に伝わったのは江戸時代頃です。
この時、花びらの見た目が人の顔に見えることから、和名では「人面草(じんめんそう)」と呼ばれたそうです。
また、蝶が飛ぶ姿に見えることから「蝶遊花(ちょうゆうか)」などとも呼ばれることもあったようです。
パンジーの花言葉と由来・色別や英語では?
パンジー全般の花言葉は・・・
とされています。
「もの思い」というのは、花名の由来にも通じるところがあるため、わかりやすいですね。
「私を思って」というのも、パンジーの花姿が恋焦がれて深く考えているような様子に似ていることに由来しています。
また、下記の通り、色別にも花言葉を持っています。
・黄:「つつましい幸せ」「田園の喜び」
・白:「温順」「温和」
ちなみに、西洋(英語)での花言葉は・・・
「memories(思い出)」
「merriment(陽気さ)」
といったものです。
英語でも色別に意味があり・・・
黄:「remembrance(記憶)」
白:「thoughts of love(愛の思い)」
となっています。
全体的には統一感がないようにも思えますが、まるで少女が「私との恋愛の記憶を忘れないで!」と切願しているような花言葉のイメージがありますね。
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パンジーのプロフィール
パンジーは、スミレ科スミレ属の一年草で、秋に開花を迎える花です。
春先にも咲いているイメージが強いですが、実は開花時期が非常に長い花で、真夏の暑い時期以外の10月~5月には開花しています。
花には特徴的な模様があり、これが人の顔に見えることが和名の由来にもなりました。
この模様はブロッチと呼ばれています。
花の色も豊富で、赤青黄の三原色の花を持っているのはとても珍しいといわれています。
パンジーの花の色に関しては、ある伝説があります。
ある時、天使が野原に舞い降りて、白いスミレの群れを見つけました。
このスミレの美しさに感化された天使は「私の面影を映してあげるから、人々に真実の愛を伝えてほしい」と花に3回キスをしてまた空高く上っていきました。
その後、スミレは天使の面影を残して、赤青黄の3色のパンジーになったそうです。
また、よく似た花にビオラもありますが、どちらもスミレ科スミレ属の花で、品種としては 同一です。
パンジーとビオラの分類の仕方はいくつか説がありますが、一般的には花の大きさが大きいものがパンジー、小さいものがビオラと認識されています。
パンジーはヨーロッパでは「恋の花」とされていて、バレンタインに恋人に贈る花の定番です。
好意を寄せる相手にプレゼントする時は、ぜひ花言葉も添えて贈ってみましょう。
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