とちおとめ 特徴

苺には様々な品種がありますが、なかでも1、2を争うほど有名なものに「とちおとめ」がありますよね。

 

栃木県産苺のトップブランドということもあり、パフェなどの商品名になるほどの人気を誇っています。

 

定番の苺なので、あまり気にしたことはないかもしれませんが、どんな特徴があるのかご存知ですか?

 

品種によって糖度や酸味なども違いますので、食べ比べしてみたい苺からは外せませんね。

 

そこで・・・とちおとめの特徴や糖度、旬の時期、主な産地・値段などについてご説明します!

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目次

苺・とちおとめの特徴や糖度は?

とちおとめは、1996年、「久留米49号」 「栃の峰」を交配して誕生した品種です。

 

外側は鮮やかな赤色、中は淡い紅色をしており、形は比較的整った円すい型をしているのが特徴です。

 

甘みと酸味のバランスがよく、果肉は程よい固さで果汁も十分にあります。

 

まさに「典型的な苺」というのが、とちおとめです。

 

 

糖度は9~15度ほどで、多少バラつきがある部類に入ります。

 

あまおうや紅ほっぺは11度以上、とよのかは12度以上ですので、他の品種よりも甘みが少ない場合がありますが、苺の味というのは糖度だけでなく、酸味も大きく影響してきます。

 

したがって、「糖度の高さ=美味しい」とは限らないという特徴のあるフルーツです。

 

 

どうしても糖度が高いものが食べたいという場合・・・

・ヘタが元気で反っているもの、
・表面に光沢があるもの
・ヘタのところまで真っ赤に売れているもの
・種を覆うように実が盛り上がっているもの

を選ぶようにするとよいです。

 

また、苺は先端が一番甘いので、ヘタの方から順番に食べるのがおすすめです。

 

とちおとめの場合、収穫してすぐのものは 甘くて強い香りがあるのが特徴です。

 

生産者の方が鮮度を見極めるには、香りである程度判断できるようです。

 

 

苺・とちおとめの産地と旬の時期は?栃木産のみ?

名前からもわかるように栃木県で生まれた品種ですが、他の都道府県でも栽培可能とされています。

 

したがって、産地は全国に広まり、主に関東を中心に消費されています。

 

栃木県のトップブランドを誇りますが、他の産地でも生産できるのは嬉しいことですね。

 

以前は「女峰」などの品種も多かったのですが、現在では栃木県内の苺の 9割以上はとちおとめとなっています。

 

 

12月から3月頃までが旬の時期とされ、5月頃までは出回っています。

 

旬の時期が比較的長い点は、消費者としては嬉しい限りです。

 

 

もともと栃木県は肥沃な大地に恵まれ、夏と冬、朝と夜の寒暖差が激しいため、苺作りに最適な環境といわれています。

 

しかし、その環境におごることなく積極的に品種改良を重ねた結果、とちおとめが誕生したり、その後も 「とちひめ」「スカイベリー」「なつおとめ」などの美味しい苺が誕生しています。

 

とはいえ、トップブランドを誇るとちおとめが他の産地でも栽培できるというのは、苺の生産量が日本一ならではの余裕が感じられますね。
 
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苺・とちおとめの値段はどのくらい?

とちおとめは安ければ1パック200円くらい、スーパーでは 300~500円くらいというのが相場です。

 

生産量が日本一ということもあり、お値段もリーズナブルになっていますが、なかには高級なものもあります。

 

特に値段が競り上がるのは初競りの時です。

 

2016年の初競りでは、1パック27,000円もの高値がついたそうです。

 

通常出荷が始まる10月下旬ですが、10月5日に初出荷されました。

 

いち早く苺が食べられるとはいえ、旬の時期の100倍の値段というのはビックリですね。

 

2~3月頃は値段も落ち着いてきますので、美味しい苺がたくさん食べられますね。

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