夏から秋にかけて花を咲かせるグラジオラス。
天に向かって真っ直ぐ伸びている姿がとても綺麗な花です。
また、赤、ピンク、白、黄色、オレンジなど様々な色があり、色彩でも私たちを楽しませてくれます。
そんなグラジオラスの花言葉は、花の色によっても変わってきます。
プレゼントにする際には色別の意味を知っておくと便利ですよ。
そこで・・・グラジオラスの名前の由来や花言葉についてご説明します!
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目次
グラジオラスの名前の由来は?
グラジオラスという花の名前は、細くて長い葉の形状が古代ローマの剣に似ていることに由来します。
ラテン語の「gladius(グラディウス)」が語源となっており、「剣」を意味する言葉です。
英語でも「sword lily(ソードリリー)」と呼ばれていますが、これは「剣のゆり」という意味です。
別名では、「唐菖蒲(トウショウブ)」「阿蘭陀菖蒲(オランダショウブ)」とも呼ばれ、こちらも細長い刀状の葉を持つ菖蒲の葉から来ているようです。
唐の時代に中国から伝わったので「唐菖蒲」、オランダ人が日本に伝えたため「オランダ菖蒲」と呼ばれるようになったという説もあります。
グラジオラスほどの美しい花になると、通常は花びらの形などが名前の由来になることもありますが、ちょっと珍しい名付け方といえますね。
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グラジオラスの花言葉!色別や英語では?
グラジオラス全般の花言葉は・・・
「勝利」「尚武」「忘却」
とされています。
ヨーロッパでは、恋人たちがグラジオラスを使って密会する時間を伝えていたという風習から、 「密会」「用心」という言葉が含まれています。
「勝利」は、剣のような葉の形から「戦い」を連想させるために付けられたようで、日本の端午の節句に「菖蒲(勝負)」を用いることにも通じます。
グラジオラスの色別の花言葉には・・・
白:「密会」
ピンク:「ひたむきな愛」「たゆまぬ努力」「満足」
紫:「情熱的な恋」
などがあります。
恋愛に関する言葉もありますが、白の「密会」はあまりよいイメージではないため、恋人にプレゼントするのならピンクや紫がよさそうです。
ちなみに、西洋(英語)での花言葉は・・・
「sincerity(誠実)」
「preparedness(準備)」
「remembrance(記憶)」
といったものです。
日本のものとは意味が異なるようです。
グラジオラスのプロフィール
アヤメ科グラジオラス属の花で、原産は南アフリカ、地中海沿岸、中央ヨーロッパなどです。
明治時代に日本に入ってきて栽培されるようになりました。
グラジオラスは夏から秋にかけて咲くものが多いですが、3~5月に咲く春咲きのものもあり、「スプリング・グラジオラス」と呼ばれることもあります。
開花時期以外は草丈や栽培の難易度が少し変わる程度で、見た目に大きな違いはありません。
夏咲きは60~150cm、春咲きは90~150cmですので、夏咲きの方が小ぶりになることもあるようです。
春咲きの方が若干難易度が高いですが、どちらも初心者向けの花で育てやすいです。
花の色は赤、ピンク、紫、白の他、黄、オレンジ、青、緑などもあります。
現代は品種改良がどんどん進んでいますので、今後も様々な花姿のグラジオラスが見られそうですね。
新しい花言葉も増えるかもしれませんので、プレゼントする際はご注意を…。
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