春になると可愛らしい花を咲かせるフリージア。
秋に植えた球根は寒い冬を土の中で耐え忍び、暖かくなる頃にはカラフルな花たちが一気に咲き誇る光景が印象的です。
2月の誕生花でもあり、プレゼントにも人気がある花です。
もし、フリージアを誰かに贈る際には、色別にも花言葉があるため、その意味と照らし合わせて選んでみるのもよいのではないでしょうか。
そこで・・・フリージアの名前の由来や花言葉についてご説明します。
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目次
フリージアの名前の由来とは?
フリージアは、18世紀頃南アフリカで発見されました。
この時、この花を発見したデンマークの植物学者・エクロン(Ecklon)が、友人であったドイツ人医師・フレーゼ(Freeze)への敬意を示し、花の名前に取り入れたのが由来とされています。
通常は、発見した本人の名を入れることが多いですが、いわゆる献名という形を取っているため、フレーゼへの尊敬の念や、この2人の深い友情などが窺えますね。
フリージアが日本に伝来したのは江戸時代後期で、オランダから伝わったといわれています。
和名では、見た目が水仙や菖蒲(あやめ)の花に似ているため、「浅黄水仙(あさぎすいせん)」「菖蒲水仙(あやめすいせん)」と呼ばれています。
また、寒い冬を越え春に開花するため、「雪割り花」「香雪蘭(こうせつらん)」といったおしゃれな名前もあります。
フリージアの花言葉!色別や英語では?
フリージア全般の花言葉は・・・
とされています。
また、色別になると・・・
白色:「あどけなさ」
紫色:「あこがれ」
黄色:「無邪気」
淡紫:「感受性」
などがあります。
フリージアの花言葉は色や香りのイメージが由来となっており、どの言葉もネガティブな内容の意味はありませんので、好意を寄せる人へのプレゼントとしてもよく選ばれます。
例えば、白色や黄色であれば可愛らしい女性に、赤色はピュアな女性に、紫色は魅力的な年上の女性に、といった具合に相手のイメージに相応しい色を選択するとよさそうですね。
ちなみに、西洋(英語)での花言葉は・・・
「friendship(友情)」
「trust(信頼)」
となっています。
英語では、フリージアの名前の由来となった2人の友情や信頼関係が窺える意味になっています。
フリージアのプロフィール
フリージアは、アヤメ科フリージア属の一種、またはその総称を呼んでいます。
一種を指す場合は、南アフリカを原産とする半耐寒性球根植物のことを指します。
寒さが苦手ですので冬の間は土の中で過ごし、3~4月の温かくなってきた頃に開花を迎えます。
花の色は白、黄色、赤、ピンク、紫、オレンジなど、とてもカラフルでバリエーションも豊富です。
原種は黄色と白色だけだったのですが、南アフリカからオランダに持ち帰られ、品種改良を重ねた結果、現在では150種を超える園芸品種が存在します。
また、フリージアの特徴として、香りが高いということも挙げられます。
バラやキンモクセイに並ぶほど香りのよい花とされ、香水や香料としての用途もあります。
それぞれの色によっても香りが違うので、楽しみ方も多いです。
ただし、プレゼントに人気の花ですが、原種の黄色と白色以外の品種はウイルスに弱く、切り花には向きませんので、注意してください。
基本的には温暖な気候を好むため、日本では八丈島などで盛んに栽培されています。
栽培は簡単で初心者向きとされ、プランターなどの狭いスペースでも育てられますので、秋に球根を植え、春の開花を楽しみにするのもよいでしょう。
見事に花を咲かせることができたら、花言葉を思い出してみてください。
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