春を代表する山菜の1つにわらびがありますね。
特に山菜の中でも使い勝手がよいため、毎年採れる時期を楽しみにしている人も多いと思います。
また、アク抜きをしたあとに天日干しにしておくと「乾燥わらび」を作ることもでき、保存性も格段にアップします。
旨味や栄養が凝縮され、歯応えもよくなったわらびをいつでも楽しむことができるのは大きなメリットですね。
そこで・・・乾燥わらびの作り方や戻し方、料理への使い方などをご紹介します!
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目次
乾燥わらびの作り方
乾燥わらびを作る際は、天日干しする前にアク抜きを行っておきましょう。
重曹や小麦粉、灰などを利用すると簡単にアクを抜くことができます。
あとは、流水で洗った後、わらびの水気をペーパータオルなどでしっかり拭き取り、ざるの上などに重ならないように並べていきます。
最近では、干し野菜を作るための専用ネットなども販売されていますので、利用するのもおすすめです。
乾燥わらびの作り方で一番のポイントとなるのが、カラカラになるまでしっかり水分を抜き切ることです。
水分が残っているとカビが発生する原因になるため、よく晴れた日に風通しのよい場所に干すようにします。
時々裏表を返すようにして、水分を確認しながら干し上げましょう。
天気がよい日であれば、2日ほどで乾燥わらびができあがります。
わらびのアク抜き!重曹・小麦粉と塩・米の研ぎ汁・灰を使う方法
乾燥わらびの戻し方
料理に使用する前に、乾燥わらびの戻し方をご紹介します。
50℃くらいのお湯を鍋に張り、その中に漬けるようにして一晩置いておきます。
翌朝、わらびを漬けておいた水を捨て、新しい水を鍋に加えて沸騰させたら火を止めます。
そのままもう一晩置いておきましょう。
乾燥わらびはカラカラになるまで干しているため、戻し方は少し手間暇が掛かりますが、これまでの工程で柔らかくなっているはずです。
戻したわらびは、乾燥させる前と同じように料理に使用することができます。
しかも、旨味が凝縮されて歯応えもよくなっていますので、さらに美味しくなっていますよ!
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乾燥わらびの使い方・味噌汁やナムル、煮物に!
戻した乾燥わらびは、生のものと同様に料理に利用することができます。
味噌汁の具にしたり、 煮物にするのは定番ですね。
豆腐、油揚げ、厚揚げとの相性がよいので、これらと一緒に炊き合わせるという使い方もおすすめです。
ごま油と醤油で和えればナムルに、だし汁と醤油、砂糖で味付けすればおひたしになります。
豆腐や練りごまと合わせれば、白和えやごま和えにもなりますね。
炊き込みご飯にする時は、お米と一緒に戻した乾燥わらび、ニンジン、椎茸、油揚げなどを炊飯器に加え、醤油、酒、みりんなどで調味して炊いてください。
その他、油との相性もよいので、炒め物に利用すると生とはまた違った食感を楽しめます。
使い方次第で味がしみ込みやすくなったり、歯応えを楽しむこともできるため、調理法もいろんな工夫をしてみてくださいね。
ぜんまいのアク抜き!重曹・小麦粉・灰を使う方法!保存法と期間は?
保存法と期間は?
乾燥わらびは、乾燥剤などと一緒に清潔な瓶や密閉容器に入れておくと、 常温で1年ほど保存させることができます。
ただし、干し方が甘く水気が残ってしまっていると、カビが生えたりして食べられなくなってしまいます。
長期保存のためにも、必ずカラカラになるまで天日干しするようにしてください。
それでも不安な場合は、冷凍保存することもできます。
多少は食感が損なわれるかもしれませんが、3~5ヶ月程度は十分持ちますので、選択肢の1つとして考慮してみてください。
冷凍させる方法を選んだ場合は、空気に触れて冷凍焼けしないよう、使う分だけ小分けにしておくとよいですね。
乾燥わらびの作り方や使い方などをご紹介しました。
山菜好きの人は春にたくさん作っておけば、他の季節にも楽しむことができて便利ですよ。
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