寒さが和らぎ行楽シーズンになったら、お弁当を持ってお出かけを計画している人も多いでしょう。
ただし、気温が上がる季節になれば、食品の傷みの早さも気になりますね。
なるべく日持ちするおかずを選ぶことも大切ですが、作る際の工夫も必要になります。
同じ食材を使っても調理法などで保存性も異なってきますので、食中毒を起こさないよう気を付けたいですね。
そこで・・・お弁当の日持ちやおかずの選び方、作る際や持ち運ぶ際の工夫についてご紹介します!
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目次
手作りやコンビニのお弁当の日持ちはどのくらい?
手作りのお弁当は、調理する過程で食品に手で触れてしまう可能性が高いです。
手には様々な菌が付着しており、それが食品に移ると繁殖しておかずなどが傷みやすくなります。
保存環境にもよりますが、常温であれば3~6時間程度、保冷パックなどを使ってなるべく冷やしていたとしても8時間くらいが日持ちの限度でしょう。
夏や梅雨など条件の悪い季節であれば、もっと短いと思っておきましょう。
コンビニなどで購入したお弁当の場合、家庭で作るよりも製造過程での 衛生管理が徹底されており、調理の時に保存料なども添加されています。
そのため、日持ちは手作りのものより長めです。
入っているおかずなどによっても消費期限は変わりますが、大体製造から8~12時間くらいになっています。
ただし、暑くて湿度が高い状況下であれば、その半分程度しか持たないことも考慮しておきましょう。
スーパーやコンビニで購入したお弁当でも、基本的には買ったその日の内に食べるのが原則ですですね。
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お弁当で日持ちする・しないおかずは?
お弁当を作る際には、なかに入れるおかずによっても日持ちが変わってきます。
比較的、日持ちするおかずとしては・・・
・高温で調理したもの
・濃い目に味付けをしたもの
などが挙げられます。
唐揚げやエビフライなどの揚げ物は、高温で調理され、その際に殺菌されるので長持ちしやすいです。
ゆで卵を入れることも多いですが、なるべく半熟は避けた方がよいでしょう。
また、照り焼きなどの濃い目の味付けも、塩分が菌の繁殖を防いでくれるので比較的傷みにくいといえます。
逆に日持ちがしないのは、水分の多い野菜、煮物などです。
彩で使いがちなレタス、サラダ菜などは水分が多いので傷みやすいです。
煮物についても、水分が多くなりやすいためお弁当には向きません。
どうしても入れたいという場合は、汁気を切ってから詰めるようにするとよいですね。
お弁当を作る際に日持ちさせる工夫は?
お弁当を作る際に日持ちさせる 工夫としては・・・
・水分を飛ばして調理する
・傷みにくくなる調味料を使うこと
などです。
ご飯の上には、塩分が強めの梅干しなどをのせておきましょう。
お酢やわさびなどには殺菌作用があることでも知られていますので、ぜひ活用したいですね。
例えば、ご飯にごく少量の お酢を混ぜておくだけでも菌の繁殖を防ぐことができます。
酸味が気になるという場合は、お酢をキッチンペーパーなどに含ませてお弁当箱の中を拭いておくだけでもよいです。
わさびはアルミカップなどに少量入れておくだけで、食べる必要はありません。
また、ミニトマトなどなどの野菜は、カットせずに入れることで日持ちがよくなります。
その他、おかずの詰め方なども工夫してみましょう。
せっかく加熱調理したおかずでも、熱いまま詰めてしまうと湯気が水分となり、そのままふたをしてしまうと傷みやすくなるため、ある程度 冷ましてから詰めましょう。
アルミカップやバランなどを使用して、食材同士がなるべく触れ合わないように詰めることも大切です。
最近では、真空パックのようなお弁当箱も販売されていますので、利用するのもよいですね。
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お弁当箱の消毒や保冷ランチバッグなどでの対策も!
特に梅雨や夏の時期は、菌の繁殖を防ぐための対策に気を配る必要があります。
毎日使うお弁当箱は消毒してもよいですし、しっかりと洗って乾燥させておくだけでも清潔を保てます。
使用前には、食品用の除菌スプレーを利用するのも効果的です。
お弁当箱に入れる除菌シートも市販されていますので、食中毒を防ぐ対策も様々あります。
また、お弁当箱は保冷バッグに保冷剤と一緒に入れ、持ち運びするようにしましょう。
常温で持ち運びするよりは、かなり日持ちがよくなるはずです。
ただし、すべての対策を行ったとしても完璧という訳にはいきません。
食べる前に変色していたり異臭がしたりする場合は、丸ごと処分した方が安全ですね。
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