アシナガバチ 刺されたら

比較的温厚な種類の蜂といわれいるアシナガバチ

 

ただし、もちろん人を刺すこともあるため、迂闊にテリトリーに入らないよう注意が必要です。

 

家の軒下や庭木などに巣を作ることも多いので、決して楽観視することはできません。

 

スズメバチほどの蜂毒の強さはありませんが、万が一刺されたらどんな症状が現れ、どんな応急処置をすればよいのか知っておいて損はありませんね。

 

市販薬で次第によくなることもありますが、体に思わぬ異変が現れたら病院を受診する必要性もあります

 

そこで・・・アシナガバチに刺されたらどんな症状が出て、どんな応急処置が必要なのか、気になる注意事項についてご紹介します。

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目次

アシナガバチに刺されたらどんな症状が出る?

アシナガバチに刺されたら、まずは強い痛みの症状が出ます。

 

スズメバチほど毒性は強くありませんが、当然アシナガバチも蜂毒と呼ばれるものを持っています。

 

また、強い痛みと同時に患部が腫れてきます。

 

それほど毒性は強くありませんので、主に痛みと腫れ、そして痒みが出る程度です。

 

初めて刺されたら1日以内に症状が治まることがほとんどです。

 

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アシナガバチに刺されたら応急処置はどうする?

もし刺されたら、まずは落ちついてゆっくりその場から離れましょう。

 

蜂の毒には他の仲間を呼ぶフェロモンが含まれるため、他のアシナガバチが集まってくる可能性があります。

 

最低でも20メートル以上離れてから応急処置を行います。

 

 

まずは、残されたアシナガバチのを抜きます。

 

ピンセットや毛抜きがあれば一番ですが、なければ薄くて硬いカードなどで針を横から払うようにして取ります。

 

指でつまんで取ろうとすると蜂毒が逆に体内に入り込み、悪化させる可能性がありますのでやめてください。

 

デコピンを行うように指で弾き飛ばしてもOKです。

 

 

続いて、刺された場所の周りをつまんで毒を絞り出します。

 

ポイズンリムーバー(応急用毒吸い取り器)があれば、ぜひ利用してください。

 

口で吸って出そうとすると、毒を吸ってしまう危険性があるのでやめてください。

 

特に、口の中に傷などがある場合は要注意です。

 

 

絞り出した後は、患部を流水で洗い流しましょう。

 

そして、薬を塗って患部を冷やすようにします。

 

子どもなどがアシナガバチに刺された場合、応急処置が終わってもしばらく一緒にいて、異変が出ないか様子を見てあげてください。

 

 

アシナガバチに刺されたらキンカンが効果的?他の市販薬は?

アシナガバチに刺されたら抗ヒスタミン系のステロイド剤が有効です。

 

抗ヒスタミン成分には痒みを抑える効果、ステロイド成分には炎症やアレルギーを抑える効果があります。

 

「ムヒアルファEX」「フルコートF」などの市販薬がおすすめです。

 

キンカンなどの虫刺され薬はある程度の痒みは抑えてくれますが、アシナガバチに刺された時にはそれほど効果がありません。

 

また、アンモニア成分を配合したものは逆効果になることもあるので避けましょう。
 
スズメバチの天敵!オニヤンマ・アブ・ハチクマ・カラス!
 

 

病院に行く必要があるのはどんな時?何科がよい?

一度刺されてしまうと蜂毒に対する抗体ができて、2回目に刺された時に強い アレルギー反応が起こることがあります。

 

アシナガバチの場合も、2回目以降刺されたら注意が必要です。

 

アレルギーの症状には個人差がありますが、ひどい場合は蕁麻疹、呼吸困難、意識喪失などのアナフィラキシーショックを起こす危険性もあります。

 

その他、急激な血圧の低下や心拍数の上昇などが起きて、明らかに急激な異変に気付くような症状が出ます。

 

最悪の場合、刺されてから1時間以内に死亡するケースもあるため、ショック症状が出た場合はすぐに救急車を呼んでください。

 

 

初めて刺された場合でも、病院を受診したほうが早く回復しますので、なるべく皮膚科を受診することをおすすめします。

 

腫れや痛み、痒みがひどい時は皮膚科でも飲み薬が必要になる場合もあります。

 

 

最も怖い蜂といえばスズメバチですが、アシナガバチやミツバチなどの場合もあまり楽観視しない方がよいでしょう。

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