数ある果物の中でも「梨が一番好き」という人も多いですよね。
実がシャリシャリして瑞々しく、食べやすいのも美味しく感じる理由ではないでしょうか…。
ただ、ついつい食べ過ぎてお腹を壊す人も多いようです。
その程度ならまだ仕方がありませんが、度を過ぎると思わぬ体調不良を起こすことがあります。
そこで・・・梨の食べ過ぎによる体への弊害や1日の許容摂取量などについてご説明します。
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目次
梨の食べ過ぎは太る?1日の許容摂取量は?
梨には当然糖質が含まれますが、カロリー自体は100gあたり約43kcalと低めの果物です。
ただ、1日に3個も4個も食べるようだと、明らかに食べ過ぎになります。
もちろん太る心配もありますが、糖尿病などに見られる「喉が渇く症状」から来ているのではないかと心配されます。
幸い梨のGI値は高くありませんが、食べ過ぎは太るだけでなく、水分の摂り過ぎという側面があることも覚えおきましょう。
特にダイエット中の方は、多くても1日あたり半分以下に抑えたほうがよいでしょう。
また、梨の1日の許容摂取量というのは特に定められていません。
ただし、農林水産省では1日の果物の摂取目標を200gとしています。
これを梨だけで摂取した場合、大きいもので2/3個、中ぐらいのもので1個程度です。
あくまで目標ですので、それを超しても問題はありませんが、他にも果物を食べる場合は量を調整してくださいね。
梨は太りにくい果物ではありますが、度を超すと太ってしまう可能性も十分あります。
子供の場合は年齢などにもよりますが、大人の半分くらいにしておきましょう。
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梨の食べ過ぎは消化不良で腹痛や水下痢を起こすことも!
梨はシャリシャリとした食感が魅力ですね。
この食感は、石細胞と呼ばれる成分に由来するものです。
石細胞は食物繊維と似たような働きをするので、食べ過ぎると消化不良を起こす原因になります。
適量であれば便秘解消などの効果が期待できますが、過剰摂取はお腹を壊すことに繋がります。
便が緩くなる程度であれば問題ありませんが、腹痛や水下痢など起こすことも多いです。
また、梨にはソルビトールという糖分も含まれていますが、こちらにも便が緩くなる作用があります。
さらに、水分量が多いのでトイレが近くなったり、体を冷やしてしまう作用も強いです。
消化に関しては優良という訳でもありませんので、つい食べ過ぎて腹痛を起こしたり、下痢をしないように注意する必要があるでしょう。
もともと胃腸が弱い人は、腹痛を伴う水下痢で苦しむことも多いため、控えめを心がけたいですね。
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梨の食べ過ぎが妊婦中に与える影響は?
梨には便秘解消、むくみ解消、疲労回復などの効果があり、妊婦さんにも嬉しい果物です。
ただし、前述した通り、水分量が多く体を冷やす効果が強いです。
妊娠中の場合、冷えは大敵ですので、梨の食べ過ぎには注意しましょう。
また、妊娠中に食べると母乳に虫が湧くという話がありますが、これは迷信ですのでご安心ください。
梨を食べると体が冷えて「母乳の出が悪くなる」ということから派生した話ですね。
適量を食べる分には、妊婦さんのマイナートラブルを解消してくれる効果が高いですよ。
梨を食べ過ぎると痛風を発症したり悪化させる?
痛風の原因というと、プリン体の摂り過ぎというのが有名ですね。
しかし、果糖やショ糖の過剰摂取も原因になり得ます。
梨には他の果物よりも果糖が多く含まれているため、食べ過ぎると痛風を発症させたり、悪化させたりする可能性もあります。
水分が多くて低カロリーなイメージがあるので、果糖が多いというのはちょっと意外かもしれませんね。
ですが、あの甘さが果糖が多い証拠といえるでしょう。
梨には他にも様々な栄養素が含まれていますので、絶対に食べてはいけないという訳ではありません。
あくまでも食べ過ぎると痛風の恐れがあるということで、適量を心がけることが一番ですね。
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