サラダ油 キャノーラ油 天ぷら油

スーパーの油コーナーに行くと、サラダ油 キャノーラ油など様々な油がありますよね。

 

オリーブオイルやゴマ油、最近ではエゴマ油やココナッツオイルなども流行していて、油の種類はどんどん増えていくような気がします。

 

味が全く異なるものであれば、原料や用途が異なることも理解することができますが、「サラダ油、キャノーラ油、天ぷら油って何が違うの?」と思っている人も多いと思います。

 

特に、あまり料理をしない人にとっては、ほとんど理解不能の世界だと思われます。

 

そこで・・・サラダ油・キャノーラ油・天ぷら油の違いについて詳しくご説明しますね!

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目次

サラダ油とは?

油の呼び方は、大きく分けて下記の3つに分類することができます。

・原料による分類
・用途による分類
・精製度による分類

 

そのうち、サラダ油というのは、用途による分類ですが、実は精製度による分類でもあります。

 

精製度の分類には「エクストラバージン」「半精製油」「精製油」などがあります。

 

エクストラバージンというのは、ただ絞っただけの油のことを意味します。

 

オリーブオイルやココナッツオイルなどではよく耳にしますよね…。

 

精製されていないので、素材の風味や香りが豊かです。

 

 

しかし、サラダ油というのは大きな違いがあり、精製油をさらに精製したものです。

 

低温でも油が安定しているという違いもあり、一定の基準をクリアしたものを指しています。

 

オリーブオイルなどは低温で固まりますが、サラダ油は他の油とは異なり、低温でも油が固まったり濁ったりもしません。

 

ですから、もともとマヨネーズやドレッシングなどの原料として使われやすく、サラダ油と呼ばれるようになりました。

 

これは日本特有の油といえます。

 

 

また、何でも精製すればサラダ油になるという訳でもなく、原料は 菜種、大豆、べにばな、とうもろこし、ひまわり、綿実、ゴマ、米、ブドウの9種類と決まっています。

 

つまり、よく使用される菜種油もゴマ油もそのうちの1つに過ぎません。

 

 

キャノーラ油とは?

キャノーラ油というのは、3つの分類のどれにも当てはまらないような感じがするかもしれませんが、実はこれは原料の違いにより分類されるものです。

 

キャノーラというのは、菜種の一種です。

 

カナダで開発された品種で、エルカ酸とグルコシノレートという成分を含まない「キャノーラ種」から採取した油を意味します。

 

「さつまいもの中の紅あずま」「苺の中のあまおう」というように、単なる菜種の一品種ということになります。

 

もちろん、菜種から抽出された油ですので、サラダ油の1つに過ぎません。

 

最も違いがわかりにくいイメージがありますが、知ってしまえば簡単なことですね。

 

 

天ぷら油とは?

天ぷら油は用途による分類になります。

 

つまり、天ぷらや揚げ物を中心に使う油という意味ですね。

 

ですが、スーパーに「天ぷら油」という油は売られていませんよね。

 

特にどの油を指しているという決まりはないようです。

 

 

ただし、一般的には「白絞油(しらしめあぶら)」が天ぷら油として有名です。

 

あまり聞きなれないかもしれませんが、菜種油もしくは大豆油の精製油のことです。

 

もちろん、決まりはありませんので、サラダ油として販売されているものを天ぷら油にすることもできますし、その1つに過ぎないゴマ油を使っても香りがよくて美味しく仕上がりますよね。

 

つまり、サラダ油の原料に挙げた9種類に関していえば、これといった特別な違いはなく、天ぷらに使えば天ぷら油になるということです。

 

元々は低温系の料理に利用するために名付けられたサラダ油も、昔から日本の食文化の1つにされた「天ぷら」に使われるようになったようですね。

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