冬は、手足の皮膚が赤くなり、かゆみや痛みを伴う「しもやけ」になりやすい時期です。
昔の人がかかるトラブルと思われがちですが、実は現代のライフスタイルでも発症しやすいといわれています。
小さい子どもや赤ちゃんにも多いため、詳しい症状や原因を知っておく必要がありますね。
また、ビタミンEが効果的といわれていますが、皮膚科に通ったり、有効な市販薬などの情報も知っておくと便利です。
そこで・・・しもやけの症状や原因、治療の他、かかりやすい体の部位などについてご紹介します。
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目次
しもやけの主な症状は?手や足の指先に多い?
しもやけは医学的には 「凍瘡(とうそう)」と呼ばれ、寒い冬の時期に多い皮膚トラブルです。
主な症状としては・・・
・温めるとかゆくなり、寒いと痛みが出る
・靴が当たったりすると特に痛む
といったものが挙げられます。
さらに症状がひどくなると、水疱ができたり、それが破れてただれを起こしたりします。
しもやけは血液循環が悪くなり、末端に栄養が行き届かなくなることが原因で起こります。
そのため、手足や耳など体の末端部に起こりやすいというのも特徴の1つです。
また、外で遊び回る子どもにも多いため、何らかの症状が出ていないかチェックしてあげましょう!
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しもやけの原因とは?体質や栄養不足もある?
しもやけは、冷えや 窮屈な靴を履いていることによる血行不良が主な原因です。
血行が悪くなると、体の末端に必要な栄養が行き届かなくなるため、サイズが小さい靴などにより発症することもあります。
子どもや女性に多い症状といわれていますが、これには体質なども関係しています。
また、寒冷地に住む人はリスクが高いですが、京都や九州にもしもやけを起こす人が多いそうです。
しもやけは血行不良による栄養不足が主な原因ですが、具体的には ビタミンEが不足すると、かなりの確率で発症するという研究結果も報告されています。
とはいえ、栄養の偏りは様々なマイナートラブルの原因に繋がるため、ビタミンEだけでなく、様々な栄養素をバランスよく体内に摂り入れるような食生活が必要になります。
その他、子どもには耳あてをさせたり、大人でも手足の保護や温め効果のあるグッズも販売されていますので、予防に利用するのもおすすめです。
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しもやけの治療法!皮膚科に行くべき?
しもやけの治療には、まず末梢の血行を促進するということが必要になります。
ビタミンEやヘパリンなどの、血管を拡張する作用のあるクリームを塗って対処します。
また、皮膚が炎症を起こして痛みやかゆみが強い時には、ステロイド軟膏などを塗って抑えていきます。
市販薬でも対処できますが、しもやけは症状が辛いと「掻きこわし」などを起こしてしまうこともあります。
子どもの場合は、なるべく早く皮膚科を受診させ、治療を進めることも大切ですね。
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しもやけの治療法・有効な市販薬は?ビタミンEが効くって本当?
症状が軽度である場合などは、市販薬で抑えることもできます。
ここで、効果のある市販薬を2つご紹介しておきます。
【メンソレータム軟膏】(ロート製薬)
血行不良を改善し、外部刺激から皮膚を守ってくれます。
また、ユーカリやメントールなどがかゆみなどの不快症状を和らげます。
【ユースキンA】(ユースキン製薬)
ビタミンEが血行を促進し、グリチルレチン酸が炎症を抑えて、症状を改善してくれます。
また、ビタミンEは血行を促進し、症状の改善に繋がり治療を促します。
かぼちゃや大豆などのビタミンEを多く含む食事を心がけたり、 サプリメントで補ったりすることも効果があります。
しもやけの症状や原因、治療についてご紹介しました。
冷たい水で濡れた手をそのままにしたり、スポーツの後に汗をよく拭かなかったりすると、発症しやすくなります。
特に、運動系の部活などを行っている子どもの場合も注意してあげてください。
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