突然、子どもの顔や手足に白く抜けたような斑点ができる皮膚病があります。
通称「はたけ」と呼ばれるもので、昔から小中学生くらいの頃に多くみられる皮膚病です。
痛みやかゆみといった自覚症状はないのですが、外見に影響が出るため、年頃の子どもにできてしまうとかなり気になるようです。
皮膚病は痕が残りやすく、早めに治しておくのに越したことはありませんので、しっかりした対策をしておくことが大切ですね。
そこで・・・子どもに多いはたけの主な症状や原因、対策などについてご紹介します!
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目次
子どもに多い皮膚病のはたけ・主な症状は?顔や足にできやすい?
はたけとは、正式名称を 「顔面単純性粃糠疹(がんめんたんじゅんせいひこうしん)」といいます。
子どもの場合、特に症状が出やすいのが顔ですが、手足にもできることがあります。
周りの皮膚から色素が抜けたような斑点ができたり、少し粉を吹いたりすることがあります。
大きさは大体10円玉くらいです。
痛みやかゆみといった自覚症状はありません。
はたけ自体は重大な病気に繋がることもなく、他人に感染させるものでもありません。
夏よりも冬にかかりやすいのですが、どちらかといえば露出の多い夏に症状が目立ちやすくなります。
子どもに多い皮膚病のはたけ・原因は?アトピーとも関係がある?
はたけが発症する 原因は、はっきりと解明されていません。
以前はカビによる感染といわれていましたが、最近ではその説もあまり有力ではないとされています。
ただし、アトピー性皮膚炎を持っている子どもに発症が多いことから、アレルギーなどを含めた体質とも関係しているのではないかと考えられているようです。
特に冬場は症状が出やすく、しかも悪化しやすいため、乾燥も要因の1つに挙げられているようです。
とはいえ、子どもは見た目を気にしますので、原因がわからないなりにも何か対策を行わなければなりません。
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子どもに多い皮膚病のはたけ・対策は皮膚科で可能?
はたけ自体は重病ではないため、時間とともに自然治癒していきます。
ただし、アレルギーやアトピーなどが関わっていると疑われる場合、根本的な原因を究明し、治療に専念する必要があります。
主な対策の1つ目は、まずしかるべき医療機関を受診することです。
はじめて発症した時には、症状の原因を探るためにも 皮膚科を受診するのが基本です。
痛みやかゆみはありませんので、ステロイドなどの抗炎症剤は塗布しないようにするのが一般的で、医師の判断により処方される薬やクリームなども多少変わってくるかもしれません。
大人のはたけの症状・原因・治療・オロナイン軟膏は有効?
子どもに多い皮膚病のはたけ・薬やクリームでの対策は?オロナインも効く?
はたけの大敵として、まず乾燥が挙げられます。
発症してしまった部位は日頃から肌を清潔に保ち、ワセリンや保湿クリームを塗るといったスキンケアの対策を行いましょう。
皮膚科で処方された軟膏などがあれば、それを塗って様子見ることになります。
また、オロナインの効能には「はたけ」と記載されています。
オロナインに含まれる油脂が肌を保護してくれますので、対策の1つとして有効です。
ただし、はたけには即効性のある治療法はないので、根気強く塗布して治癒を目指しましょう。
見た目が気になる場合も、保湿をすることで目立たなくすることができます。
日焼けをすると症状が目立ちやすくなるため、患部の周辺を含め、なるべく紫外線を浴びないような工夫も必要ですね。
子どものはたけについてご紹介しました。
突然、顔にできるとびっくりすることもありますが、特別心配な病気ではありません。
皮膚科の専門医に相談したり、スキンケアなどの対策を行ったりして、じっくり治していきましょう。
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