最近、激辛ブームといわれていて、辛い食べ物が好きな人が増えています。
それに伴い、様々な激辛香辛料や調味料も販売されるようになりました。
よく知られているところだと、タバスコやハバネロを使ったソースが人気ですね。
どちらも辛味を足す香辛料ですが、原料や味の違いをご存じでしょうか…。
合わせる料理との相性なども気になりますね。
そこで・・・タバスコとハバネロの違いについてご説明します!
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目次
タバスコの主な特徴とスコヴィル値は?
タバスコは、ピザやパスタなどに辛味を足す時によく使われています。
ただ、辛いというだけでなく、酸味と辛味のある調味料です。
原料は、ナス科トウガラシ属のタバスコペッパー(唐辛子)で、これに塩と穀物酢をプラスして作られます。
ピザやパスタのお供という印象が強いですが、もともとの用途とは少し違いがあり、生牡蠣を食べる時に使われる風味付けのソースでした。
辛さを表すスコヴィル値は約50,000スコヴィルです。
料理の味付けとして利用するよりも、味や風味に変化を付けたいときに 後から足す調味料という用途がメインです。
ステーキソースやディップソースとしても活用されています。
タバスコソースは辛味を加えるホットソースの代名詞的な存在ですが、これはアメリカルイジアナ州のマキルヘニー社の創設者が考案したもので、今も商標権を持つ「商品名」でもあります。
意外なことに、ピザの本場であるイタリアでは辛味付けに使用することはほとんどなく、唐辛子をオリーブオイルに漬けたものを使用しており、日本とはギャップがあるようです。
ハバネロの主な特徴とスコヴィル値は?
ハバネロは、ナス科トウガラシ属に含まれるシセンネ種の一品種とされています。
英名では【Habanero chilli】と呼ばれています。
タバスコはソースの名称(商標名)であるのに対して、ハバネロは植物の名前であるということに違いがあります。
スコヴィル値を比較すると、300,000スコヴィルとされており、タバスコよりもはるかに辛いということがわかります。
種の周辺が特に辛く、また、果実は先端よりもヘタ側のほうが辛味が強いという特徴があります。
このハバネロを使って作られた調味料がハバネロソースで、ポテトチップスを非常に辛くしたお菓子などにも利用され、販売されています。
主に、カレーの辛み付けや、鶏肉や牛肉の 煮込み料理に使われます。
タバスコとは違い、調理の際に加える調味料として利用することができます。
少量使っただけでも非常に辛いので、入れ過ぎてしまうと口腔内にヒリヒリとした痛みを感じます。
目や皮膚に付着すると危険なことも!
タバスコは、皮膚についたくらいでは特に支障はありませんが、ハバネロは汁が皮膚に付着すると炎症などを起こして、火傷のようなただれの原因になることがあります。
乾燥させたパウダーであれば皮膚炎のリスクは少ないですが、それでも目に入ってしまうととても危険です。
自宅で保存する場合は保管場所などにも気を配りましょう。
特に、小さいお子さんがいる家庭では注意してください。
また、タバスコもハバネロも、刺激が強いため、かけすぎてしまうと 胃腸炎や下痢、痔になってしまうこともあります。
長い目で見ると、内蔵の粘膜を刺激することは、ガンのリスクを高める可能性もあるため、激辛好きといっても摂り過ぎには注意したほうがよさそうです。
タバスコとハバネロの違いを紹介しました。
辛いもの好きの人にはどちらも病み付きになることもありますが、現在ではハバネロよりはるかに辛い品種なども登場していますので、お試し程度に挑戦してみる分にはよいかもしれません。
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