最近、「白砂糖は健康によくない」といわれることが多々ありますよね。
そのため、普段使っている砂糖を他のものに見直す人も多いのではないでしょうか。
そんな中、スーパーなどで「てんさい糖」というものを見かけますが、どんな特徴があるのかご存知でしょうか…。
もし多少値段が高かったとしても、なるべく健康維持効果の高いものを選びたいですよね。
この機会に、いろんな砂糖の種類のことを知っておくことも大切な気がしますね。
そこで・・・てんさい糖の特徴や原料、オリゴ糖の含有量、きび糖との違いなどについてご説明します!
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目次
てんさい糖の特徴や原料、オリゴ糖の含有量は?
てんさい糖は、漢字では「甜菜糖」と書きます。
北海道で栽培されている「甜菜(ビート)」という農産物を原料にして作られています。
別名「さとう大根」ともいわれ、確かに大根に似た野菜ですが、私たちがおでんなどで食べる大根とは植物学的な属性なども異なるものです。
日本では北海道でしか甜菜を作っていないため、てんさい糖はホクレン農業協同組合連合会が製造元となっています。
製法としては、甜菜から糖分を抽出し、ろ過して煮詰めた後、結晶と糖蜜に分けて乾燥させます。
結晶は白砂糖、糖蜜をてんさい糖にしています。
特徴としては、天然のオリゴ糖が含まれており、少し茶色がかった色をしています。
天然のミネラルを豊富に含み、また、オリゴ糖の含有量も5%ほどあるため、ビフィズス菌を増やす効果があり、お腹にも優しく自然な甘みも特徴の1つです。
現在、国内で消費される砂糖の25%を占めています。
てんさい糖ときび砂糖の違いとは?
きび砂糖と見た目は似ていますが、「きび」といわれる通りサトウキビから作られているため、そもそも原料に違いがあります。
また、てんさい糖は植物の性質上、寒い北海道で作られていますが、サトウキビは沖縄などの南国で作られています。
糖分は体を冷やすものがほとんどですが、寒冷地が原産のものは体を温める効果があるといわれる通り、てんさい糖も体を温める作用があるといわれています。
日本や東南アジアではきび糖の方が有名ですが、世界的にはてんさい糖の方が広く普及しており、そのシェアにも違いがあるようです。
てんさい糖は危険って本当?
健康によいといわれているてんさい糖ですが、最近では逆に「危険だ!」という説も見受けられるようになりました。
その理由は、甜菜の栽培には農薬が使われていることが多く、また、遺伝子組み換え食品である可能性があるということです。
私たちが普段食べている農産物は、農薬が使われているものがほとんどです。
ですから、甜菜だけが危険という訳ではありません。
ただし、気になる方はオーガニックのものを選びましょう。
また、日本では遺伝子組み換えした甜菜は商用栽培できませんので、国産のてんさい糖は危険性もほとんどありません。
海外産のオーガニックのものは遺伝子組み換えの可能性もあるため、注意しておきましょう。
赤ちゃんに与えていいのはいつから?
「ハチミツは1歳未満の子に与えてはいけない」ということがありますが、てんさい糖の場合は特にありません。
「赤ちゃんにいつから与えてもOKなのか」というのは、普通の白砂糖と同じと考えてよいです。
天然のオリゴ糖が含まれていますが、消化器官の発達状況によっては、まだ消化しにくいなどの理由から 離乳食には向いていません。
また、赤ちゃんが甘みに慣れ過ぎるのもよくありません。
生後9ヶ月頃からは与えても問題ありませんが、風味付け程度で少量にしておきましょう。
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