白いトウモロコシ

トウモロコシは、米や麦と共に「世界の三大穀物」とされています。

 

食用はもちろん、家畜の餌にする、油を抽出する、バイオ燃料にするなど、用途は広範囲に渡っています。

 

食用として一番見かけるのは、実の色が黄色をしている品種ですが、最近では実の色が白いトウモロコシの人気も高まっているようです。

 

テレビ番組などでも「生でも食べられる」と話題になっており、スーパーなどでも見かける機会も増えてきていますね。

 

そこで・・・白いトウモロコシの種類(品種)・特徴・糖度・産地・旬の時期などについてご紹介します!

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目次

そもそも白いトウモロコシとは?

トウモロコシの中でも、特に甘みが強い品種を「スイートコーン」と呼びますが、その中でも実の色が白い種類を「シルバーコーン」といいます。

 

「ホワイトコーン」と呼ばれることも多いですが、確かに銀色に光っているようにも見えますね。

 

実は、シルバーコーンに含まれる品種は沢山あります。

 

どの種類も糖度が高く、実の皮が柔らかい特徴があるため、生でも食べることができます。

 

生の実をほぐしてサラダのトッピングなどなに使うこともありますね。

 

茹でた枝豆と混ぜると彩りが綺麗になり、おつまみなどにも最適ですよ。

 

産地はよく見かける黄色いトウモロコシと同じように広がりつつあり、旬の時期もほとんど変わりません。

 

また、栄養価も黄色い品種とほぼ同等です。

 

 

白いトウモロコシの種類(品種)・特徴・糖度・産地・旬の時期!

では、実際にどのような種類があるのか、見ていきましょう!

ピュアホワイト

実の色が白いトウモロコシの代表格です。

 

他の品種はピュアホワイトを改良して作られており、今ではその種類もかなり増えました。

 

2002年、雪印種苗により開発されています。

 

糖度が15度~18度とメロン並みに非常に高いという特徴は魅力的です。

 

見た目の斬新さや生で食べられることから、2010年頃には全国的に知られるようになりました。

 

主な産地は北海道をはじめ、山梨県、千葉県、福島県などです。

 

旬の時期は6月下旬~9月頃となっており、やはり夏場中心となっています。

 

雪の妖精

ピュアホワイトを改良し、より白色を鮮明にした品種で、甘味も平均では上回っています。

 

茹でた後も綺麗な白色を保っています。

 

皮が柔らかくジューシーで食べやすいのも特徴の1つで、糖度は16度を上回るものがほとんどです。

 

主な産地は北海道ですが、愛知県、福岡県、栃木県、茨城県などでも栽培されています。

 

旬の時期は地域によって異なりますが、関東では7月後半にはピークを迎えます。

 

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ホワイトショコラ

大胆にも「ショコラ」と名付けてしまうほど、甘さに自信のある品種です。

 

白いトウモロコシの中でも流通量が少ないため、別名「幻のトウモロコシ」とも呼ばれています。

 

その名が示す通り、糖度は18〜19度にも上ります。

 

白い種類のものは「生で食べるとスッキリとした甘さ、茹でるとまったりとした甘さ」といわれますが、それが最もよくわかる品種かもしれませんね。

 

主に北海道、青森県、愛知県などで栽培されています。

 

旬の時期は、7月初旬~8月下旬です。

 
シルバーコーン
 

バニラッシュ

実は真っ白ではなく、ややクリーム色をしています。

 

粒が先端までぎっしり詰まっており、見た目も凄く綺麗です。

 

皮が極めて柔らかく、後味がスッキリしているといわれえいます。

 

糖度の情報は見つかりませんでしたが、「奇跡の糖度」「尋常じゃない甘味」が特徴とされています。

 

地域によって栽培時期が変わってきますが、日本中どの地域でも栽培できます。

 

旬の時期は、温暖な地域であれば6月頃、最も寒い地域であれば11月中旬以降とされています。

 

ルーシー90

粒の全てがパールホワイトで光沢があります。

 

実がきっちり列をなし、見栄えもよいので人気が高い品種です。

 

生育旺盛な長所があり、関東辺りの気候でも播種後90日ほどで収穫できます。

 

栽培地域は広く、旬の時期は6月~10月下旬(寒冷地)となっています。

 

 

クリスピーホワイト

2016年2月、サカタのタネが販売を開始した新食感のスイートコーンです。

 

それ以前の種類よりも、サクサクとした歯切れのよい食感から「クリスピー」と名付けられています。

 

白いトウモロコシの中でも濃厚な甘みを特徴としています。

 

糖度は16~20度あります。

 

播種から84日で収穫でき、収穫してからも萎びたりせず、保存性に優れているため扱いやすいと評判です。

 

早い地域で6月から、寒くて遅い地域でも9月上旬までにはピークを迎えます。

 

プラチナコーン

「プラチナ」と銘打つだけのことはあり、透き通るような白色と非常に強い甘味が特徴とされています。

 

茹でても美味しいですが、生で食べるとその果汁の豊富さに感動します。

 

あまりにも果汁が豊富なので、一粒ずつ外して食べようとすると実がつぶれて果汁が流れて出てしまいます。

 

豪快にかぶりついて食べましょう

 

糖度は17度以上とされています。

 

さらに改良を加えた「プラチナコーンX」になると、糖度は20~22度にまで達するといわれています。

 

旬の時期は6月~9月中旬です。

 

 

有名になってきたとはいえ、白いとうもろこしの市場への流通量はあまり多くありません。

 

従来のトウモロコシ農家が、少しずつ栽培するようになってきているようです。

 

確実に手に入れたければ、インターネットで扱っている農園を探して購入するのが早いようです。

 

翌年の分を予約しておける農園もありますよ。

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