ナマコはブヨブヨしていて気持ちが悪いと思う人も多いですが、好きな人も多いですね。

 

実は栄養価が非常に高く、健康維持効果に優れています。

 

ちょっと手間はかかりますが、乾燥ナマコにしておくと日持ちしやすいですし、料理にも使いやすいですよ。

 

ナマコには黒いもの、赤いもの、青いものがありますが、全て乾燥ナマコにして食べることができます。

 

また、粉末にすることもできるため、利用法も幅が広がりますね。

 

そこで・・・乾燥ナマコの作り方や戻し方の他、効能や調理法などもご紹介します!

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目次

乾燥ナマコの効能・癌予防にもなるって本当?

ナマコは 栄養価の高い海の幸です。

 

乾燥ナマコを利用すると保存性にも優れていますので、いつでも必要な栄養素を摂取することが可能になります。

 

特に豊富なのはビタミンB12です。

 

赤血球のヘモグロビンの生成を助けるため、 貧血への効能に優れています。

 

ビタミンB12が不足すると手足のしびれや集中力の低下などの影響が出てくるため、摂取しておきたい成分です。

 

 

他にも、マグネシウム、ヨウ素、パントテン酸も豊富です。

 

癌予防になるといわれているのはセレンというミネラルが含まれているからです。

 

セレンには強い抗酸化作用があり、 癌細胞の抑制 細胞の老化防止といった効能が期待できます。

 

 

乾燥ナマコの作り方と戻し方!

乾燥ナマコは、作るにも戻すにも多少時間と手間がかかりますが、余裕を持ってじっくり作っていきましょう。

 

乾燥ナマコの作り方

まずはナマコの内臓を取ります。

 

お腹かお尻に切れ目を入れ、その切れ目と口から内臓を取り除くことができます。

 

全部取り切れなくても、吐き出すので大丈夫です。

 

内臓を取り出したら煮ていきましょう。

 

 

乾燥ナマコを作る時は、鉄鍋で煮るとナマコを黒く茹であげることができます。

 

もし鉄鍋がない場合は、鉄を一緒に入れて煮てもOKです。

 

海水に近い塩水で煮るのが一般的なので、1リットルに対し大さじ2杯の塩を入れてから煮ていきます。

 

煮ている間に残った内臓などを吐き出す場合もあるので取り除いてください。

 

 

変に膨らんでしまった場合は、中に水が溜まっていることがあります。

 

一旦取り出して串を指すと水が抜けますので、その後は手でも切れる柔らかさになるまで煮てください。

 

 

しっかり煮て冷ましたら、キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、乾燥ネットなどに入れて干していきます。

 

冬場は暖房の効いた部屋の中に干し、ある程度乾いたら外に出しましょう。

 

表面が乾いていても、中に水が残っていると腐ってしまうので気を付けてください。

 

大きさが変わらなくなったら水分が抜けた証拠です。

 

 

乾燥ナマコができるまでには3週間ほどかかります。

 

他にも、一度乾燥させてからもう一度煮て干すという作り方もあります。
 

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乾燥ナマコの戻し方

乾燥ナマコを鍋に入れて水から煮ていきます。

 

沸騰後30分経ったら、次の日までそのまま放置しましょう。

 

これを数日繰り返します。

 

 

柔らかくなってきたらを取り出します。

 

5日ほど繰り返すと柔らかく戻ります。

 

この戻し方の場合、箸でちぎれる柔らかさになります。

 

 

また、他の方法として、沸騰直前で火を止め毎日水を替えてくり返すという戻し方ならば、歯応えを残すこともできます。

 

そのまま煮込む場合は柔らかく、ひと口大にカットする場合は歯応えを残した方がよいでしょう。

 

乾燥ナマコは作り方も簡単ではありませんが、戻し方も少し手間暇がかかります。

 

乾燥ナマコの調理法や食べ方は?

乾燥ナマコを戻せば、生のものと同じように調理することが出来ます。

 

スライスしてスープにしたり、 酢の物にしたり、そのまま姿煮にしたりという食べ方があります。

 

特に人気なのは酢の物ですね。

 

お好みの味付けで作ってみてください。

 

ポン酢で和えるだけでも美味しいですよ。

 

 

乾燥ナマコの粉末の作り方と利用法は?

本格的に作るには、しっかり乾燥させることが重要になるため、前述した作り方ではなく、乾燥機を使う方法がおすすめです。

 

乾燥ナマコは微粉砕機を使うと、市販の粉末ナマコのように細かくなります。

 

フードプロセッサーなどで作ることもできますが、市販のものに比べ荒い仕上がりになります。

 

 

粉末の利用法としては、漢方薬としてオブラートなどに包んでそのまま飲んだりします。

 

乾燥ナマコは作るにも戻すにも大変なので、健康のために利用するのであれば市販の粉末の方が楽かもしれません。

 

その他、粉末を入れた石鹸などもありますが、料理などに利用することはあまりないようです。

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