重曹やクエン酸は生活の様々な場面でその名を聞きますね。
ドラッグストアなどでも販売されているのをよく目にします。
よく知られている使い方は掃除や料理ですが、他にも入浴剤や洗顔料としても使うことができます。
ところで、重曹やクエン酸の性質の違いなどはご存知でしょうか…。
知っているだけで用途の幅も広がりそうですね。
そこで・・・重曹とクエン酸の違いを中心に様々な使い方をご紹介します!
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目次
重曹とクエン酸の違いとは?
重曹の化学名は「炭酸水素ナトリウム」で、水に溶かすとごく弱いアルカリ性を示します。
人間に害を及ぼすことはなく、ふくらし粉やベーキングパウダーとして料理に使われたり、入浴剤や洗顔料を作る時にも利用されています。
掃除や洗濯でも大活躍しますよね。
実は、重曹は自然界に多く存在する「重炭酸ソーダ石」という天然の鉱物です。
日本で市販されている白い粉末の重曹は、 塩と石灰を原料として化学的に作られたものという違いがあるのです。
一方のクエン酸は柑橘類や梅干しなどに含まれている有機化合物で、ヒドロキシ酸の一種です。
水に溶かすと弱酸性になるという性質の違いがあり、爽やかな酸味があるのも特徴です。
常温では無色または白色の固体です。
工業的にはコウジカビの一種「Aspergillus niger」を利用して、デンプンまたは糖を発酵させて作ります。
いわゆるアスペルギルス属の黒カビの一種を使って生産しています。
食品添加物として使われる他、サプリメントや医学の世界でも利用されています。
重曹とクエン酸を使った飲む炭酸水の作り方!
近頃、飲む炭酸水が健康によいといってブームになっています。
しかし、飲む度に市販のものを購入していると出費も増えることになります。
実はこの炭酸水、自分でも簡単に作ることができるのです。
作り方は、水にまずクエン酸を溶かし、そこに重曹を加えるだけという至って簡単なもの。
分量は水250mlに対し、クエン酸を約2g(小さじ1/2弱)、重曹も約2g(小さじ1/2弱)が目安です。
重曹もクエン酸も、必ず「食用」と明記されているものを用意して下さい。
一度作ってみて、炭酸のきつさや酸っぱさなどを各自の好みに合わせて調節して下さい。
身体の内側からのケアになり、 健康維持効果も期待できます。
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重曹とクエン酸を使った入浴剤の作り方!
重曹とクエン酸を使った入浴剤は新陳代謝を高め、美肌効果が期待できます。
また、アトピーやアレルギーにも効果があるといわれています。
同様の効果を謳っている入浴剤が市販されていますが、もちろん自分で作ることが可能です。
直接肌に触れるわけですから、重曹とクエン酸は掃除用の物ではなく、食用として販売されているものを用意して下さい。
こちらも作り方は簡単で、まずバスタブに張ったお湯に大さじ2杯の重曹をよく溶かしておきます。
クエン酸は湯船に入る直前に入れましょう。
量は 重曹の半分を目安にして下さい。
クエン酸を入れると湯船からジュワッと泡が立ちます。
梅干しの食べ過ぎはクエン酸の影響で歯が痛くなる!
重曹とクエン酸を使った洗顔料の作り方!
洗顔料として利用する場合、、水500mlに対してクエン酸を小さじ1杯(5g)、重曹を小さじ1杯(5g)溶かして作ります。
入浴剤を作り方と同じように、まず重曹を溶かしてからクエン酸を溶かします。
炭酸水の洗顔料は、肌への浸透率が高いため、古い角質の除去や毛穴に溜まったタンパク質を吸着します。
また、気泡が肌を刺激して血流を促進し、代謝をよくする効果があります。
こちらも肌に直接触れるものですから、重曹もクエン酸も食用のものを使うようにして下さい。
炭酸水による肌のお手入れは、炭酸水で洗顔石鹸などを泡立ててジャブジャブと洗うだけではありません。
洗面器に炭酸水を入れ、その中に顔を数秒浸すと泡が血行を促進して代謝をアップさせる効果があります。
息継ぎをしながら数回繰り返すと、効果的に肌の表面のケアもできます。
いきなり顔全体に使うのが不安な場合は、肌に美容液などを塗る前にコットンに炭酸水を含ませて肌を数秒間軽く押さえると、その後に塗る美容液などの肌への浸透性を確認することができます。
特に、シミやくすみなどが気になる部分に行うとよいです。
このように、重曹とクエン酸で作る炭酸水は、飲むだけでなく入浴剤や洗顔料としても利用することができます。
身体の内側からも外側からも美容効果があるということになります。
何より、自分で作れるので経済的にも嬉しいですね。
人によっては刺激が強いと感じることもあるため、ご紹介した分量は目安として考えてくださいね。
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