洋風の焼き菓子として有名な「マフィン」と「カップケーキ」。
見た目はほとんど同じですが、何か大きな違いがあるのでしょうか…。
どちらかといえば、カップケーキの方がクリームなどでデコレーションを施しているようなイメージもありますが、はっきりとしたことはいえませんね。
どちらも、その発祥や材料、作り方を見ていくと異なる点が出てきそうです。
そこで・・・マフィンとカップケーキの違いについて詳しくご説明します!
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目次
マフィンとカップケーキの違い・発祥はどこ?
マフィンの発祥はアメリカだといわれています。
見た目はカップケーキ型の焼き菓子です。
ただし、イギリスが発祥のマフィンもあり、こちらは形に違いがあり、丸型で焼いたパンのようなものです。
パンのような形をしているということは、お菓子にもなりますし主食として食べることもできそうですね。
イギリスでは、マフィンというとアメリカ式のものを指し、 「ケーキマフィン」と呼んでいます。
一方で、イギリス式のものは「イングリッシュマフィン」と呼んで区別しています。
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また、カップケーキの発祥もアメリカだといわれています。
1796年、アメリア・シモンズという方が「American Cookery」という本にレシピを残しています。
ただ、19世紀頃はカップケーキにも2種類あったとされ、その違いは材料を量る基準にあったようです。
まず1つ目は、当時はまだ型というものが存在しなかったため、陶製のカップなどを使ったケーキをカップケーキと呼び、通常のお菓子作りの基準通りの材料を使っていたようです。
もう1つは、事前に材料の重さを量るのではなく、基準となるカップに合わせた材料の配分で作っていたものを指していました。
もちろん、きちんと材料の重さを測った上で、カップ型に詰めて焼かれるものもありましたが、当時はブリキ缶などに詰めて焼くことも多かったといわれています。
それらを踏まえた上で違いを示すと、イギリス発祥のイングリッシュマフィンだけが丸いパンのような形をしており、明らかに一線を画すものだということがわかります。
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マフィンとカップケーキの違い・材料や作り方が異なる?
マフィンとカップケーキを作る時の材料は、次の6つとなっています。
「薄力粉」「油脂」「砂糖」「卵」「牛乳」「ベーキングパウダー」です。
材料は変わらないように見えますが、実は少し違いがあります。
まず油脂ですが、マフィンにはサラダ油などのオイル、カップケーキにはバターを使うことが多いです。
また、カップケーキは油脂、砂糖、卵の割合を多くして作ります。
この違いにより、マフィンは生地の詰まったどっしりとした感じに、カップケーキはふんわりとした感じに仕上がります。
作り方にもちょっとした違いがあります。
マフィンは生地の中にフルーツやナッツ、チョコチップなどを入れて焼くことが多いです。
カップケーキは生地を焼いたあとに、生クリームでデコレーションしたりアイシングをしたりします。
アイシングとは、粉砂糖・バター・卵白などを泡だてて、お菓子の表面をコーティングすることです。
この作り方の違いより、カップケーキのほうが見た目が華やかなり、さらにマフィンより甘くなっています。
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マフィンとカップケーキの違い・カロリーは?
両者のカロリーを生地だけで比較すると、やはり薄力粉の割合が多くてどっしりとした マフィンのほうが高くなっています。
100gあたりで、マフィンは約380kcal、カップケーキは約300kcalです。
ただし、カップケーキの場合はデコレーションによってカロリーが随分変わってきます。
生クリームやアイシングがたっぷり使われている場合は、もっと高カロリーになりそうですね。
いかがでしたか?
発祥は同じアメリカでも、材料や作り方などを比較してみると意外と違いがありましたね。
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