ストールといえば、女性にとって1年中使える便利なアイテムですが、最近では男性の利用者も増えています。
冬の防寒対策になるのはもちろん、素材によっては夏の冷房対策にも使えますね。
春や秋も急に涼しくなった時にも1枚あると便利です。
ただし、使用頻度が高い上に直接肌に触れるものなので、定期的に洗わないと汚れが目立ってしまいます。
特に、 コットン、リネン、シルク、モダールといった素材の場合、洗い方がわからないという声も多く、ウールやカシミヤ、アンゴラなどの高級素材以上に気を遣う場合があります。
どちらかといえばマイナー素材の方が、洗濯などで失敗して生地を傷めてしまうことも多いです。
そこで・・・ストールの洗い方について、コットン、リネン、シルク、モダールといった素材に絞ってご説明します。
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目次
ストールの洗い方・コットン(綿)素材の場合
ストールの洗い方は素材によって異なりますので、まずは 洗濯表示を確認しましょう。
今回は基本的な水洗いの方法をご紹介します。
「水洗い不可マーク」が付いているものは縮みや色落ちなどの原因になるため、クリーニングに出すことをおすすめします。
コットン(綿)の場合、水に濡れると強度が上がるため、洗濯しやすい素材となっています。
ストールを洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うことができます。
ビーズなどが付いていたり、色落ちが気になったりするものは手洗いの方がおすすめです。
(※手洗いの方法はシルク素材のところで説明しています)
洗剤は、弱アルカリ性の合成洗剤、または石鹸を使用しましょう。
ただし、色落ちしやすいものはおしゃれ着洗い用の中性洗剤を使ってください。
干す時はハンガーを使ってM字になるように干すか、広げて平干ししてください。
合成繊維の代表格であるアクリルなども洗濯には強い素材ですので、コットンのストールと同様の洗い方が可能となっています。
ストールの洗い方・リネン(麻)素材の場合
リネン(麻)も水に入れると強度が上がるため、比較的洗濯しやすい素材といえます。
ただし、色が落ちやすい特徴があるので、ストールを洗う時はおしゃれ着用の洗剤を使用してください。
洗濯機で洗うことも可能ですが、毛羽立ちやすいので必ず洗濯ネットに入れ、洗い方はドライコースや手洗いコースにしてください。
脱水は10秒程度にしましょう。
コットンと同様、ビーズなどが付いているものや色落ちしやすいものは、手洗いしたほうがよいでしょう。
また、独特の風合いを損なわないようにするため、丁寧に扱うことが大切です。
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ストールの洗い方・シルク(絹)素材の場合
シルクのストールは色落ちしやすく、上品な風合いを保つことが難しいので、洗濯しにくい素材といえます。
基本的にはドライクリーニングがおすすめです。
ただし、水洗い可能の表示があれば、自宅で手洗いすることもできます。
まずは洗面台などに30℃以下の水を入れ、その中に中性洗剤を溶かします。
洗濯ネットに入れたストールを浸けたら、軽く振り洗いしましょう。
その後、15秒ほど洗濯機で脱水し、次に綺麗な水に浸けて押してすすぎをします。
すすぎは2~3回繰り返し、ぬめりがなくなるまで行いましょう。
最後に綺麗な水に柔軟剤を入れてから浸し、洗濯機で15秒ほど脱水します。
薄いものなど洗濯機に入れるのが心配な場合は、乾いたタオルでストールを包んで上から押して水分を取ってください。
ウールやカシミヤの場合も同じ洗い方をしましょう。
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ストールの洗い方・モダール素材の場合
モダールというのは、オーストリアのレンチング社が作っているレーヨンの一種です。
レーヨンというのは木材パルプのことです。
木材というと固いイメージがあるかもしれませんが、シルクと同じような性質を持っています。
モダールのストールは水に濡れると縮んでしまうので、ドライクリーニングがおすすめです。
水洗い可の場合は、洗面器を2つ用意して「洗い用」と「すすぎ用」に分けます。
縮みにくい業務用の洗剤を使いますが、サッと洗ってサッとすすいで脱水する必要があります。
しわになりやすい特徴もあるため、脱水は短時間にするかタオルドライをしましょう。
最後はストールの形を整えてから干してください。
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