服 染み抜き

お気に入りの白い服に、うっかり食べ物や油性ペンなどのシミを付けてしまった時はかなりショックですよね。

 

ただ、普段着のためにクリーニング店に出して、高い染み抜きをお願いするのも勿体ない気がします。

 

そんな時は、家庭にあるものでできる服の染み抜き方法を試してみましょう!

 

シミの原因物質に合った方法を理解すると、自分でも綺麗にすることができますよ。

 

そこで・・・服の染み抜き方法を、原因となった液体別に見ていきましょう!

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目次

服の染み抜き・ソースやタレなどは?

ソースやタレは水溶性であることが多いため、基本的には付いてすぐに水で洗い流せば落とせます。

 

それでも落ちない場合は、食器用の洗剤を少量付けて揉み洗いをしてみましょう。

 

時間が経ってシミが頑固になった場合は、重曹、酵素系漂白剤、食器用洗剤を混ぜた「特殊な洗剤」を作り、これを利用して染み抜きを行います。

 

割合は「重曹:酵素系漂白剤=1:3」で混ぜ合わせ、そこに数滴の食器用洗剤を加えます。

 

※誤って塩素系漂白剤を使用すると、危険なガスが発生する可能性があるため注意してくださいね。

 

これを歯ブラシなどに付けて、ソースやタレが付着した部分をチョンチョンと叩くようにすると、かなりの確率で染み抜きができます。

 

ただし、服の素材によっては生地を傷めてしまうこともあるため、目立たない部分でテストをしてから行ってください。

 

 

水性ペンが付着した時の服の染み抜きは?

お子さんがお絵かきなどをしていると、ペンの汚れが服に付いてしまうことがよくあります。

 

水性ペンであれば性質上お湯や水に溶けるので、特に洗剤などを使用しなくてもシミを落とせます。

 

ただし、濃い色の時やたくさんついてしまった時は、水だけでは落とし切れないことがあるので、酵素系漂白剤を利用して染み抜きをしていきましょう。

 

中性洗剤などでシミの部分の汚れを粗方落とし、水性ペンが付いてしまった部分に 液体系の酵素系漂白剤を付けて、一定時間をおいてからすすぎましょう。

 

そのあとは普通に洗濯を行います。

 

液体タイプの酵素系漂白剤は、染み抜きしたい部分に直接付けることもできますし、浸け置きする際も洗剤と一緒に使用することができるため、常備しておくと便利です。
 

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油性ペンやマジックが付いてしまった時の服の染み抜きはどうする?

油性ペンボールペンマジックでできてしまったシミは、水やお湯では落とすことはできないため、しっかりした染み抜きが必要になります。

 

これらは「油溶性」ですので、油汚れを溶かして落とすという行程が必要になります。

 

油性ペンやマジック汚れの染み抜きには、消毒用のエタノールが有効です。

 

消毒用エタノールをシミの部分に落とし、不要なタオルやガーゼなどでポンポンと叩き、シミ汚れを移し取るという方法が最適です。

 

シミがある程度ガーゼなどに移ったら、さらに中性洗剤でその部分を揉み洗いし、その後は通常の洗濯で仕上げましょう。

 

エタノールを使った染み抜きを行う場合は、換気を忘れないようにしてください。

 

ただし、油性ペンの場合にはシミの部分が大きかったり、洋服の素材との相性で完全に染み抜きができないケースもあります。

 

その際は、クリーニング店に相談してみるのもよいでしょう。

 

 

絵具が服に付いた時の染み抜き方法は?

水彩絵の具が服に付いてしまった場合、実は水溶性汚れの割には落としにくいという特徴があります。

 

これは、絵の具を乾かし固めるために使われる「メディウム」という成分の特性によるものです。

 

もし絵の具が服についてしまった時は、消毒用エタノールアルコールジェルを使って染み抜きを行いましょう。

 

軽い絵の具のシミであれば、エタノールやアルコールジェルを馴染ませて汚れを浮かし、その後中性洗剤で揉み洗いをすれば落とすことができます。

 

もし、これで染み抜きができなかった場合は、酵素系漂白剤重曹を利用しましょう。

 

あらかじめ酵素系漂白剤と重曹を1:1の割合で混ぜておきます。

 

消毒用エタノールを水彩絵の具のシミに馴染ませたら、そこに酵素系漂白剤と重曹を混ぜたものを含ませ、不要になったタオルなどで叩きます。

 

最後に、服の裏側からお湯のシャワーなどで洗い流せば、染み抜き完了です。

 

色によっては使用される色素の関係で落ちにくいものもありますが、根気強く行えば大抵は綺麗になります。

 

 

また、油絵の具の場合、付いてすぐの状態であれば、濃い目の石鹸水 シンナー ベンジンなどで落とすことができます。

 

ただし、乾燥してしまうと染み抜きは困難といってよいでしょう。

 

石油や灯油を使う方法もありますが、熱してから使用する必要があるため、危険を伴うことがあります。

 

こちらは諦めた方が得策かと思われます。

 

 

お気に入りの服にシミが付いてしまうとがっかりしてしまいますが、大抵のものは落とすことができます。

 

諦めずに挑戦してみてくださいね。

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