お風呂 残り湯 洗濯

日本のお風呂では、湯船にお湯を張って浸かるという習慣がありますね。

 

ただ、毎日湯船にお湯を溜めると、かなりの量の水道水を利用することになります。

 

この残り湯をそのまま捨ててしまうのは勿体ないので、洗濯に利用するのが定番の節水方法ですよね。

 

とはいえ、残り湯で洗濯しても衛生面などで問題ないのかと気になる人もいるでしょう。

 

当然、雑菌や汚れ、臭いも残っていますし、入浴剤などを使用することもありますからね。

 

そこで・・・お風呂の残り湯で洗濯することのメリットやデメリットなどを紹介します。

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目次

お風呂の残り湯で洗濯するとどのくらいの節約になる?

家庭で使用される水道水の使用量の割合は、お風呂が約40%、次いでトイレが約20%となっています。

 

これだけで約60%を占めていますので、日本では約7割の家庭でお風呂の残り湯を洗濯に有効活用されています。

 

お風呂にお湯を張ると、大体1回で160~200ℓくらいの水を利用することになります。

 

もちろん、家族の人数が多ければ追加することになるため、さらに増えることになります。

 

 

洗濯1回で使用する水の量は、すすぎの水を含め約100ℓです。

 

お風呂の残り湯を利用することで、1回の洗濯につき30~50ℓくらいを節水できるので、もちろん水道代の節約にもなります。

 

浴槽から洗濯機へ水を汲み上げるためには、電力を使用してポンピングする必要がありますが、その電気料金は微々たるものです。

 

したがって、家庭環境や洗濯に使用する水の量によっても異なりますが、水道料金、電気料金を合わせても年間7,000~10,000円くらいの節約になるようです。

 

これを安いと見るか、高いと見るかは個人差があるでしょうが、なかには15,000円程度の節約をしているママさんもいるようです。

 

ちなみに、現在の1世帯当たりの水道料金の平均は年間50,040円となっています。

 

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お風呂の残り湯の汚れ、雑菌、臭い、入浴剤は気にならない?

お風呂の残り湯といえば、汚れ、雑菌、臭いが気になるという人もいます。

 

確かに1日の体の汚れを落とす場所ですので、全く気にならない人はいないかもしれませんね。

 

この残り湯を洗濯に使用するのは無理という人もいます。

 

 

日本人の習慣として、お湯に浸かる前にはかけ湯をしてから入りますし、よほど体が汚れていれば洗ってから入ると思います。

 

だからといって雑菌が繁殖していないというわけではありませんが、普通に洗濯に利用する程度であれば問題はないといえます。

 

臭いに関しても、すすぎを清水で行えば気にならないという人がほとんどのようです。

 

また、入浴剤に関しても、多くのものは洗濯に利用できるとされています。

 

ただし、入浴剤を利用したお風呂の残り湯で洗濯する際は、柔軟剤の併用ができませんので注意しましょう。
 

 

お風呂の残り湯を洗濯に利用するやり方!すすぎにも使う?

洗濯する際は、できるだけ綺麗な水を使用したいというのが、主婦としての本音かもしれませんね。

 

お風呂の残り湯を洗濯に利用するやり方では、まず含まれる髪の毛や皮脂などの目立つ汚れを、網などですくい取ってから行いましょう。

 

バケツを使っている人もいるようですが、専用のポンプで洗濯機に残り湯を移動させた方が効率がよいです。

 

すすぎにも利用することはできますが、1回であればその分は清水で行い、2回であれば2回目のすすぎ分は清水を利用するのがおすすめです。

 

どうしてもお風呂の雑菌の繁殖や臭いが気になるという時は、洗剤と併用して重曹を溶かして入れるとより清潔に洗い上げることができます。

 

 

また、部屋干しをしている場合は臭いが気になるということもあるようです。

 

なるべく天日干しして、太陽エネルギーの力で雑菌を殲滅するようにした方が、衣類を気持ちよく着ることができますね。
 
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洗濯以外での使い道はある?

洗濯に利用しても、まだ残ってしまうことも多いと思います。

 

もちろん、お風呂の残り湯を飲用にするわけには行きませんので、使い道としては掃除などに利用するようにします。

 

床や窓の拭き掃除などに、洗剤と一緒に併用するには十分でしょう。

 

靴下や子どもが外遊びした服の泥汚れを予洗いする際や、靴洗いといった使い道もあります。

 

その他、洗濯に利用しない人は、洗車などに活用している人もいるようです。

 

残り湯は真水よりも温かいので、冬の家事を楽にしてくれる存在でもあります。

 

 

また、浴槽に湯を残しておくことで、災害などが起きた際の生活用水にすることもできます。

 

お風呂に残り湯があるということ自体がメリットなのかもしませんね。

 

 

最近では、水道料金が年々増えている傾向にあるため、上手に活用して節水を心がけることも大切ですね。

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