夏のおやつや食後のデザートといえば、やっぱりスイカですね。
冷蔵庫で冷やして食べても美味しいですし、甘味を引き立てるために塩を振って食べる人も多いと思います。
可食部の95%は水分とされており、ビタミンやミネラルも豊富なので夏バテや脱水症状の予防にも役立つ食材です。
ただし、どんなに体によいものでも食べ過ぎには注意が必要です。
もちろんスイカも例外ではなく、体に悪い影響を及ぼすこともあります。
そこで・・・スイカの食べ過ぎによって起こるトラブルについてご紹介します!
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目次
スイカの食べ過ぎは太る?
スイカには、抗酸化作用の強いリコピンをはじめ、シトルリンといったダイエットをサポートしてくれる栄養素なども豊富に含まれています。
カリウムによる利尿作用でむくみ解消などにも効果があり、適量を食べていれば問題はありません。
カロリーも100g当たり約35kcalと低いので、異常に食べ過ぎない限り太る心配は不要です。
ただし、スイカの中には果糖やブドウ糖といった糖分も多く含まれています。
暑くて食欲がない時でも冷やすと食べやすく、ついついたくさん食べ過ぎてしまいがちです。
胃腸が弱い人であれば、 胃痛、腹痛、下痢などを起こす心配の方が大きいですが、消化器系の強い人だと過剰摂取は太るもとになり得ると考えておきましょう。
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スイカを食べ過ぎると頭痛を起こす?
単なる噂の域を超えませんが、「スイカを食べ過ぎると頭痛を起こす」という話があります。
夏が旬の野菜の1つということもあり、体を冷やす効果は強いですが、頭痛との因果関係はないと考えられます。
科学的根拠もないようで、どちらかといえばお腹を冷やして腹痛や下痢を起こす人が圧倒的に多いです。
強烈なアレルギー反応を起こし、アナフィラキシーショックに至れば可能性はゼロとはいい切れませんが、まずあり得ないといってよいでしょう。
また、スイカに含まれる水分やミネラルは、むしろ 頭痛の改善に繋がる効果があるといわれています。
こちらは科学的根拠に基づくものとされています。
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スイカを食べ過ぎと糖尿病の関係は?
糖尿病の人は、果物の摂取が治療のために推奨されますが、野菜に含まれるスイカも食べ過ぎなければ大きな問題はありません。
スイカは「GI値=72」とされ、血糖値を上げる作用が高い食材ですが、ほとんどが水分でできているので重量に対する炭水化物の含有量は少ないです。
ですので、血糖値に与える影響は意外と大きくなく、200g程度(中玉1/10カット)までであれば問題はありません。
ただし、注意しておきたいのが、異常なほどスイカを食べ過ぎるという人が稀にいることです。
なかには、1個丸ごと1日で食べてしまう人もいて、それを毎日のように繰り返す人がいます。
これは、糖尿病の症状である「喉の渇き」がひどくなっていて、知らない内に発症・悪化しているケースが予想されます。
他にもお茶やジュースなどを飲むことも増えているはずですので、糖尿病を疑ってみることが大切です。
また、腎臓の機能にトラブルを抱えている人は、スイカの食べ過ぎにはくれぐれもご注意ください。
利尿作用のあるカリウムの摂取を制限されている方は、十分気を付けるようにしましょう。
スイカを食べ過ぎるとアレルギーを発症する?
スイカのアレルギーというと、珍しい気がしますね。
しかし、ウリ科の野菜でアレルギーを起こす人は意外と多く、食べ過ぎたことがきっかけとなって発症することがあります。
主な症状としては、口の中や唇、喉に違和感や痒み、痛みなどが現れます。
いわゆる「口腔アレルギー症候群」に見られる症状です。
最悪の場合、くしゃみ、咳、全身の蕁麻疹、血圧の急激な低下、心拍数の上昇、めまい、しびれ、耳鳴り、呼吸困難、意識障害といったアナフィラキシーショックに陥るケースもあります。
スイカを食べ過ぎるといつも気持ち悪くなる、ひどい腹痛に襲われるという人も注意しておいた方がよいです。
どんなに体によいものでも、過剰摂取すると体に悪影響を及ぼすことがあるため、適量を心がけることが大切ですね。
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