スイカ 栄養 効果 効能

夏の果物といえばスイカですね。

 

実際には樹になる実ではありませんので、野菜に分類されますが…。

 

ほとんどが水分なので、栄養価はあまり高くないと思われがちです。

 

しかし、スイカは「夏の果物の王様」と呼ばれるほど、体に嬉しい効果効能を持っています。

 

水分補給にもなりますし、熱中症や夏バテなどの対策にもなりますので、体力が落ちる暑い時期にはおすすめです。

 

では・・・スイカの主な栄養成分や効果・効能・カロリーを中心にご紹介します!

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目次

スイカの主な栄養成分とカロリーは?

スイカは90%以上が水分でできていますので、とてもヘルシーな食材です。

 

ただし、ビタミンミネラルも含まれていますので、栄養価は高いですよ。

 

主に含まれる栄養素としては・・・

  • リコピン
  • β-カロテン
  • ビタミンB1、B2、C
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • リン
  • シトルリン
  • アルギニン

などが挙げられます。

 

特に、スイカに豊富に含まれるのが緑黄色野菜で有名なβ-カロテンで、他の果物を含めてもトップクラスに名を連ねる存在です。

 

また、あまり聞き慣れない「シトルリン」というのはアミノ酸の一種で、血行を促進し、血圧を抑える効果があるとされています。

 

赤い果肉(可食部)だけでいうと95%が水分とされていますので、栄養的にはどちらかというと「バランス重視型」といえます。

 

 

気になるカロリーは、100g当たり計算で約35kcalです。

 

小玉スイカであれば、1個丸ごと食べても400~500kcal程度しかありません。

 

確かにカロリーは控えめですが、果糖やブドウ糖が含まれるため、食べ過ぎは太る原因に繋がります。
 

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スイカの効果・効能は?

スイカの特徴的な効能として、まずカリウムによる利尿作用が強いということです。

 

夏は発汗によって体内の水分が減少し、排尿量が少なくなる傾向にあります。

 

すると、体内の老廃物が排出し切れずに蓄積されてしまいます。

 

スイカによって水分を補給し、更に利尿作用が働くことでデトックス効果を高めるという働きがあります。

 

カリウムとシトルリンの相乗効果で血圧の上昇を抑えたり、むくみに効能があるのも魅力的です。

 

 

また、スイカやトマトの赤色の元となるリコピンや、緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンは、抗酸化作用が非常に強いことで知られています。

 

簡単にいってしまえば、活性酸素が増えるのを抑制する効果を持つため、アンチエイジング(抗老化・抗加齢)を実現する作用のことです。
体の表面での効能としては、髪や肌の健康を保つ働きがあります。

 

夏は紫外線によって肌にシミができやすくなったり、髪にダメージを受けやすいのですが、リコピンやβ-カロテン、さらにビタミンCの働きによってダメージケアができます。

 

さらに体の内部では、血流を促進して動脈硬化を予防したり、老化現象の1つとされる発ガンを抑える効能なども期待できます。

 

 

その他、一時期スイカダイエットが流行しましたが、これは単に低カロリーということだけでなく、 マノンシターゼという糖分解酵素の働きが注目されたためです。

 

夏に適量を食べることで、痩せる効果も期待できます。

 

ビタミンB1、B2の働きにより、疲労回復夏バテ予防に繋がる点も嬉しいですね。
 
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スイカの栄養と妊婦さんとの相性は?

妊娠後期の妊婦さんのほとんどが、足のむくみこむら返りといったマイナートラブルに悩まされます。

 

スイカに含まれるカリウムによって、体内の余計な水分を排出してくれるので、足のむくみの改善に効果的です。

 

足がつる妊婦さんは体内のミネラルが不足していることが多いため、夏はスイカを適量食べるとよいでしょう。

 

ただし、食べ過ぎるとお腹が緩くなったり、冷えたりすることがあるので注意してください。

 

低カロリーで体重増加を気にする心配もないため、比較的相性もよい食材といえます。

 

 

スイカの美味しい食べ方は?

スイカは収穫後に追熟はしないため、買って来たら美味しい内に早めに食べるようにしましょう。

 

冷やし過ぎると糖度が低くなるので、基本的には常温保存するようにし、食べる1時間くらい前にカットして冷蔵庫に入れておくと美味しくいただけます。

 

ただし、カットしたものは足が早くなるため、食べ切れない場合は冷蔵庫で保存しましょう。

 

 

また、スイカは中心が甘く、皮に近くなると糖度が低くなります。

 

したがって、美味しい食べ方としては、中心部分が均等に含まれるように切り分けるとよいです。

 

さらに、皮の部分は漬物にしたり、種は煎ってから塩味を付けるとおつまみにもなります。

 

ヘタ以外は捨てる部分はなく、すべて美味しい食べ方がありますので工夫してみてくださいね。

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