クラゲというと、海の中で刺してくる「厄介者」というイメージがありますね。
ただ、水族館などで泳ぐ姿は綺麗なので、観賞用としては人気が高いです。
また、クラゲといえば、食用として中華料理などで利用されています。
コリコリとした食感が特徴ですが、どんな栄養が含まれているのでしょうか…。
美肌やダイエット効果などがあれば嬉しいですが、実際にはどんな効能を持っているのか気になりますね。
そこで・・・食用クラゲの栄養や効果・効能・カロリーについてご説明します。
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目次
そもそも食用クラゲの種類とは?
海で泳ぐクラゲは、 約11,000種類もいるといわれています。
その中で食用とされているのはごく一部で、6種類程度です。
中華料理では大型の「エチゼンクラゲ」がよく使われます。
テレビのニュース映像などで大量発生している様子が見られますが、増え過ぎるとグロテスクな印象がありますね。
他には、東南アジアで取れる「ホワイトクラゲ」は主に加工品として食されています。
最も一般的なものといえば「ビゼンクラゲ」で、美容効果があるといわれていて人気があります。
食用にするには、細切りにしたものを乾燥させ、さらに 塩蔵(塩漬け)したものを水に戻して使用します。
日本では「中華クラゲ」という名前で出回っていることも多いですね。
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クラゲの主な栄養成分とカロリーは?
クラゲの栄養成分で比較的多いものは、リン、ナトリウム(塩分)、コレステロールです。
リンは骨や歯などの構成に役立つ成分で、カルシウムに似たような効能があります。
ただし、含まれているといっても、そこまで豊富という訳ではありません。
ナトリウムやコレステロールは体に悪いイメージがあるかもしれませんが、人間の体に必要な栄養素でもあります。
ただし、過剰摂取すると逆効果になってしまうため、注意が必要ですね。
食用クラゲのカロリーは、塩蔵したものを塩抜きした状態で100gあたり22kcalです。
低カロリーなのは嬉しいですが、他にもコラーゲンを豊富に含んでいるというメリットも大きいです。
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クラゲの効果・効能は?
成分の大半が水分なので、残念ながら栄養豊富というわけではありません。
実は、「栄養はほとんどない」といわれているくらいなので、あまり健康維持効果は期待できません。
リンには歯や骨を丈夫にする効能がありますが、他の食材から摂取した方が効果的かもしれません。
ただし、低カロリーなのでダイエットに利用できます。
また、コラーゲンがたっぷり含まれているため美肌効果も期待できます。
ビタミンC、ヒアルロン酸、エラスチンを含む食材と一緒に摂取することで、肌のハリや潤いをキープする働きが強くなるという特徴があります。
ダイエットと美容の両方に効果があるというのは、女性にとっては魅力的かもしれませんね。
また、中国では漢方薬にも使用されていて、二日酔い、便秘、むくみ、高血圧の改善などに効能を持つとされています。
クラゲの栄養と妊婦さんとの相性は?
妊娠中はNGという食べ物も多いですが、クラゲは特に食べても問題ないようです。
栄養価も低いので積極的に摂取する必要もありませんが、低カロリーという点では体重管理に苦労する妊婦さんとの相性もよさそうです。
中華料理は高カロリーなものが多いので、外食した時は一品クラゲ料理を頼んでおくとよいでしょう。
コラーゲンは豊富ですので、どちらかといえば美容やダイエットのために食べる食材といえそうですね。
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