玄米 発芽玄米 違い

昨今の健康ブームによって、 玄米 発芽玄米が注目を浴びています。

 

両者とも栄養価に優れているため、主食を白米から置き換えている人も増えています。

 

ただ、玄米と発芽玄米は名前も似ていますし、見た目も似ているため、総合的な違いがわかりにくいですよね。

 

値段や栄養価、カロリーをはじめダイエット効果などを考えると、どちらを選べばよいのか迷ってしまうこともあります。

 

そこで、玄米と発芽玄米の違いについて詳しくご説明します!

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目次

玄米と発芽玄米の違いとは?お値段的には?

そもそも、私たちが普段食べている白米とは、玄米を精米して 糠(ぬか)の部分を取り除いたものです。

 

糠の部分はどうしても硬さがあって食べにくいのですが、この糠の部分には、食物繊維ビタミンなどの栄養が豊富に含まれています。

 

そこで、玄米の食べにくさを和らげたものが発芽玄米です。

 

玄米を水に浸して一定の温度に置いておくと芽を出しますが、この状態を呼んでおり、よく見ると発芽している分一目瞭然で違いがわかります。

 

水分を吸っている分軟らかさもあり、玄米と比べると食べにくさはありません。

 

白米と比べてもモチモチして旨みが増すともいわれています。

 

お米の値段がピンキリなのと同様に、それらの値段は産地やブランドによって違いがあります。

 

同じ産地、ブランドで比較すると、発芽させる手間がかけられている分発芽玄米の方が、価格がやや高いことが多いようです。

 

そして、発芽玄米は、玄米を水に浸して冷蔵庫に入れて保管することで、自宅でも作ることができる点も嬉しいですね。

 

 

玄米と発芽玄米の違い・栄養価を比較すると?

玄米は白米と比べると、 食物繊維、ビタミンB1、カルシウム、GABAなどの成分が大幅にアップしています。

 

そして、発芽玄米の場合は若干ですが、さらにこれらの栄養価がアップします。

 

含まれる栄養価の数値としてはあまり変わりませんが、実は発芽玄米の方が体内に吸収しやすいという違いがあります。

 

玄米は皮が硬いため、よく噛んで食べなければせっかくの栄養価も吸収できないというデメリットがあります。

 

しかし、発芽玄米は皮が軟らかくなっている分、吸収率も良くなります。

 

また、玄米に含まれるミネラル分は、フィチン酸という成分と結合しているため吸収が悪いのですが、発芽玄米はフィチン酸とミネラル類が分解されているので、これらも無駄なく吸収できるようになっています。

 

栄養面での違いはほぼありませんが、 吸収率という点で多少変わってきます。

 

 

玄米と発芽玄米の違い・炊き方は?炊飯器で炊ける?

玄米は、白米と比べると皮が硬いので、炊飯器であれば 玄米モードを利用しますね。

 

また、圧力鍋や土鍋を利用した炊き方のほうが、より美味しく炊くコツともいえます。

 

水加減は白米よりも1.5倍くらい多めになります。

 

また、浸水も夏は5時間~、冬は8時間~と長めにとる必要があります。

 

 

発芽玄米の場合は、利用する商品によって水加減などに違いが出てきます。

 

炊き方も、お米の種類にもよりますが、多くは白米と同じモードで炊くことができるようです。

 

自宅での炊き方を比較しても、玄米よりも発芽玄米の方が手軽に炊けるということのようです。
 
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カロリーやダイエット効果は?

両者のカロリーは、多く吸水している分発芽玄米の方が若干少ない程度ですが、ほとんど違いはありません。

 

玄米は100gあたりで 350Kcal、発芽玄米は 344Kcalとなっています。

 

ダイエット効果としては、どちらも食物繊維が豊富なので便秘解消効果などとともに期待できます。

 

また、よく噛むことで少量でも満足感が得やすいというのもメリットです。

 

玄米と比べると、発芽玄米には GABAが豊富に含まれています。

 

これは、ダイエット中のイライラを抑制する効果があるので、空腹や運動を苦痛に感じる時には発芽玄米の方がおすすめです。

 

もともと白米のみを食べている人は、硬さや食べやすさの違いを考慮し、発芽玄米から挑戦する方が良さそうですね。

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