食欲の秋には美味しいものがたくさん旬を迎えますが、 さつまいももそのひとつですね。
最近では様々な品種が誕生し、非常に糖度が高いものや、しっとりとした食感が魅力のものも増えてきました。
なかでも人気の高い「紅はるか」は2010年に品種登録されたばかりで、焼き芋にしただけでスイートポテトを食べているような甘味と食感が特徴の逸品です!
そこで・・・紅はるかの主な特徴や、栄養や効果・効能についてご説明します!
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目次
さつまいもの紅はるか・主な特徴、食感、糖度は?
紅はるかは、九州沖縄農業研究センターにて「九州121号」と「春こがね」を交配してつくられた品種です。
九州121号は外観が優れていること、春こがねは外皮が綺麗で味もよいことから、見た目も美味しさも追求して作られたのが「紅はるか」です。
さつまいもは、調理法によっても糖度が変化するため、品種ごとの糖度というのは一概にはいえません。
しかしながら、特に蒸して調理した場合は40度に達することもあるといわれています。
中身は黄色でやや粉質となっており、蒸して調理することで、しっとりとしていながらもさつまいもらしいホクホク感も楽しめる上品な品種というのが特徴です。
焼き芋にした時の紅はるかの甘さは有名な「安納芋」にも匹敵するほどで、甘味と食感のよさから、そのまま食べてもスイートポテトのようだと評判になっています。
九州を中心に広く栽培されており、各地でブランド化された紅はるかもあります。
大分県産の「甘太くん」、宮崎県産の「葵はるか」、茨城県産の「紅天使」などが全国に広まりつつあります。
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さつまいもの紅はるか・主な栄養、効果、効能は?
さつまいもの栄養としては炭水化物がメインで、ビタミンCの他、カリウム、カルシウム、亜鉛などのミネラル類や食物繊維が豊富に含まれています。
なかでも、紅はるかは普通のさつまいもの2倍もの食物繊維が含まれているので、腸内環境を整えて便秘解消効果などが期待できます。
また、さつまいもを切った時に断面に出てくる白っぽい汁を「ヤンピン」といいますが、これにも高い便秘解消効果があるといわれています。
糖分も確かに多く含まれますが、紅はるかに含まれるパントテン酸は糖や脂肪を代謝する効能を持っていますので、実はダイエットにも有効とされています。
その他、ビタミンCは免疫強化による感染症予防や美容、カリウムにはむくみ防止、カルシウムには骨粗鬆症の予防に繋がる効能があります。
紅はるかは、単に美味しいというだけでなく、栄養学的にも優れた品種であることがわかります。
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おすすめの食べ方は?焼き芋がメイン?
紅はるかは、もちろん様々な料理やお菓子に利用することができます。
しかし、その美味しさを最も際立たせてくれる食べ方は、やはりシンプルな 焼き芋です。
芋にはデンプンが多く含まれていますが、このデンプンは加熱によって糖に変化します。
そして、じっくりと時間をかけて加熱した時の方が、糖度が高くなるという性質も持っているのです。
電子レンジなどを使うと短時間で加熱ができて便利ですが、焼き芋を作る時にはオーブンや専用の焼き芋鍋などでじっくりと時間をかけて加熱することをおすすめします。
紅はるかの特徴や栄養成分について紹介しました。
全く砂糖を使わなくても甘くて美味しいので、お子さんのおやつにもピッタリです。
ぜひ一度、ブランドものの紅はるかを食べてみてくださいね。
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