金柑といえば、昔から知られている柑橘類の1つです。
金橘(きんきつ)という生薬名もあり、健康維持にも優れているといわれてきた歴史があります。
現在も味を楽しむだけでなく、効果効能を期待して食べている人も多いようですね。
喉飴の成分などでも知られていますが、他にも優れた効能を持っていそうです。
また、甘露煮にすることも多い食材ですが、加熱することで栄養素に大きな変化があるのでしょうか…。
そこで・・・金柑に含まれる主な栄養成分と効果・効能・カロリーについてご説明します!
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目次
金柑の主な栄養成分!種や皮にも!
金柑が持つ栄養素としては、まず、ビタミンA、B群、C、P(フラボノイドの総称)などのビタミン類が挙げられます。
また、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、マンガン、イリン、鉄、銅、亜鉛などのミネラル類も豊富に含まれており、食物繊維の量も優れています。
ビタミンCは100gあたり49mgも含まれますが、ビタミンCやビタミンPなどの栄養成分は、果肉よりも皮に多く含まれています。
金柑はヘタと種以外は全部食べられますので、ぜひ丸ごと食べましょう。
種はさすがに食べる人は少ないですが、焼酎に浸けておくと化粧水になるくらいですので、ビタミン類がよい効果を発揮してくれそうですね。
金柑の効果・効能は?
まず、金柑に豊富なビタミンCには、免疫力を向上させ、風邪などの感染症を予防する働きがあります。
美肌には欠かせない成分としても有名ですから、特に女性は積極的に摂取したいですね。
ビタミンEには強い抗酸化作用があり、ビタミンCと一緒に摂ることで相乗効果が得られます。
したがって、日頃のストレスなどで大量に発生する活性酸素を抑制し、老化防止(アンチエイジング)に優れた効能を発揮してくれる有難い存在です。
体内では動脈硬化をはじめ、ガン予防、その他の 生活習慣病の改善にも役立ち、体外では肌のシミ、シワ、くすみ、たるみの改善に繋がるため、金柑は特に女性の味方になってくれます。
現代社会はある意味ストレスとの闘いですが、金柑を食べることで十分闘える体作りができるということですので、あとは運動などの発散方法を考えれば負けることはないでしょう。
ヘスペリジン、ケルセチン、ルチンといったフラボノイドの総称をビタミンPと呼んでいますが、これには血中のコレステロールを下げる作用、血圧を下げる作用、血行促進作用などが期待できます。
高齢になればなるほど血管や血液に関するトラブルを予防する効果は非常に重要なので、ぜひ取り入れたい栄養素の1つです。
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また、金柑には、喉の痛みの緩和や咳止めにも有効な成分が含まれているため、もし風邪をひいてしまっても利用価値は多いにあるといえます。
その他、カリウムには利尿作用があり、むくみの解消効果も高く、カルシウムは骨の強化にも欠かせない成分です。
貧血予防に繋がる鉄分や、味覚障害などの予防にもなる亜鉛も摂取できますので、金柑を「小柄な柑橘類とあなどるなかれ!」といった様々な効能を持っています。
金柑の栄養・甘露煮やジャムなどに加熱すると?
もちろん、金柑はそのまま食べることもできますが、独特の食感や苦みが気になる方は、甘露煮やマーマレード、ジャムにして食べるのがおすすめです。
ただし、加熱するとビタミンCなどの栄養成分は減少してしまいます。
それでも、他に様々な栄養素が残っていますので、加熱したとしてもさほど気にする必要はないでしょう。
ドライフルーツにすると、水分が抜ける分栄養がギュッと凝縮されますし、保存も効きますのでおすすめですよ!
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金柑の栄養・妊婦さんとの相性は?
喉の痛みの緩和や、咳止めの効果があるので、風邪をひいてしまったけれど薬を飲めないという妊婦さんには嬉しい食材の1つです。
免疫力が落ちる傾向にある妊娠中には、風邪予防の意味でもいただくとよいです。
また、妊婦さんに必要な葉酸も含まれており、妊娠初期の胎児の器官形成にも役立ちます。
その他、マイナートラブルといわれる貧血やむくみ、体重の増加などにも優れた効果を発揮するカリウム、鉄分、食物繊維が含まれているため、相性もよいといえます。
つわりがひどい時でも食べやすいという人も多いため、ぜひ利用してみてくださいね。
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