スイートスプリング 特徴 

毎年、交配によって増え続ける 果物の品種

 

特に柑橘系は品種改良が盛んに行われており、どんな味でどんな特徴なのかよくわからない種類のものも増えています。

 

スイートスプリングもその1つかもしれません。

 

名前だけではどんな味なのか分かりにくいため、購入する際に躊躇してしまうこともあります。

 

甘味と酸味のバランスや、皮の剥き方などの食べやすさも気になりますよね。

 

そこで・・・スイートスプリングの特徴・糖度・旬の時期・皮の剥き方などをご紹介します!

 

目次

スイートスプリングの特徴・糖度・カロリーは?

スイートスプリングは、静岡県で「上田温州みかん」「八朔」を交配させて誕生した品種です。

 

歴史は意外と長く、1981年に品種登録されました。

 

命名登録番号は「タンゼロ農林1号」といいます。

 

ちなみに、タンゼロというのは、グレープフルーツ、もしくはブンタン類とミカン類の交雑で生まれた柑橘類の総称のことで、他には 「ミネオラ」「セミノール」もタンゼロの仲間です。

 

 

スイートスプリングの歴史は長いのですが、栽培が難しいため希少な柑橘類として珍重されています。

 

その特徴としては、大きさは温州みかんより一回りくらい大きく、直径は7.3~8.0cmほどです。

 

皮の色は黄色からオレンジです。

 

出始めの頃は皮が黄緑色のものもありますが、中はしっかり熟れています。

 

また、糖度が12~13%もあるというのも大きな特徴の1つといえます。

 

最近では、この数値を大きく上回る糖度の果物も珍しくはありませんが、スイートスプリングの酸度は0.8%ほどしかありません。

 

柑橘類の中ではデコポンなどよりも酸味が少なく、こちらの方が好きという人も多いです。

 

 

タンゼロに分類されますが、爽やかな甘味と香りで苦みや酸味はほとんど感じさせないため、とても食べやすく人気があるのも納得です。

 

八朔のような食感でありながら、みかんのような甘味が加わっている品種で、特に果汁が多いというのも特徴の1つといえるでしょう。

 

 

気になるカロリーは100gあたり55kcalほどです。

 

柑橘類はそれほど高カロリーなものはありませんので、1日2~3個はペロリと食べる人も多いようです。

 

 

スイートスプリングの主な産地と旬の時期は?

スイートスプリングはもともと静岡で生まれた品種ですが、今では主に九州で作られています。

 

一番多いのが熊本県で、他にも鹿児島県や長崎県でも作られています。

 

やはり柑橘類は比較的温暖な地域でしか育たないようですね。

 

大体、11月初旬から出回りますが、旬の時期は1~2月頃となっています。

 

 

スイートスプリングの食べ方・皮の剥き方は?

見た目は八朔に近い感じで、皮はゴツゴツとしていて分厚いです。

 

手で剥くのは少し難しいです。

 

どうしても剥きたい場合は、ナイフで切れ目を入れて剥くとよいです。

 

薄皮は比較的薄めなのでそのまま食べることが出来ます。

 

気になる場合は剥いて果肉だけを食べましょう。

 

 

オレンジのように、ヘタとお尻の部分をカットしてから皮を剥くと食べやすいですね。

 

スマイルカットにすることも多いのではないでしょうか…。

 

 

スイートスプリングは果汁が多いのも特徴なので、 ジュース、ジャム、ゼリーにしたり、お酒に入れたりして活用できます。

 

ケーキやタルトに使用する食べ方も美味しそうです。

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