春を代表する野菜の1つに、人気のアスパラガスがあります。
緑色をしたグリーンアスパラを思い浮かべる人が多いですが、生食向けのホワイトアスパラもありますよね。
単に、光合成をさせないなどの栽培法の違いにより、色が異なっているようにも思えますよね。
ただし、貴重なパープルアスパラといったものも登場しているため、品種改良によって種類自体にも違いがあるのかもしれません。
実は、香りや食感だけでなく、栄養価にも微妙に違いがあるそうです。
そこで・・・グリーンアスパラ・ホワイトアスパラ・パープルアスパラの違いについてご説明します!
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目次
グリーアスパラとは?
アスパラガスといえば、緑色のグリーンアスパラが定番ですよね。
グリーンアスパラは、芽が出たらそのまま日光に当てて栽培していきます。
こうすることで、緑色の元になる葉緑素が作られるのです。
味わいとしては他の品種とは異なり、ちょっと青臭さを感じるかもしれません。
食感はシャキシャキしているところが魅力で、節のような「はかま」が存在しますね。
日光に当てて栽培するので成長が早く、条件が整うと1日に1株から2回も収穫できることがあります。
また、栄養価は他のアスパラよりも高く、 ビタミンA、B群、C、E、葉酸、アスパラギン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄など、ビタミンやミネラルを中心に優秀な野菜です。
ホワイトアスパラとは?
ホワイトアスパラはグリーンアスパラとは同じ品種ですが、栽培法に違いがあります。
ホワイトアスパラは芽が出てから土寄せをしたり、暗い場所で育てたりすることで、白い状態で生育させているのです。
もともとは欧米への輸出するために誕生した缶詰用でした。
味わいとしては、グリーンに比べると癖が少なく、筋もやわらかいので生食も可能です。
サラダなどに使われることも多いですね。
旬の時期以外は、水煮の缶詰や瓶詰で売られていますので、通年食べることができる点も嬉しいですね。
栄養面ではグリーンアスパラよりも全体的に劣りますが、 「見た目が綺麗な点」「やわらかい食感」「甘味があること」でも人気が出ています。
お値段も、ホワイトアスパラの方が若干高めなのも特徴の1つです。
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パープルアスパラとは?
パープルアスパラの紫色は、ポリフェノールの1つに当たるアントシアニンという色素によるものです。
アントシアニンといえばブルーベリーが有名ですが、目のトラブルによい栄養素として知られています。
グリーンやホワイトと同じようにビタミンやミネラルが含まれていますが、アントシアニンが含まれるのはパープルアスパラだけです。
味わいの違いとしては、グリーンよりもやわらかめですがシャキシャキ感もあり、香りと甘みがよいのでイタリアンやフレンチの前菜などでも使用されています。
パープルアスパラは、他のものとは種類に違いがありますが、成長し過ぎると緑色になってしまうので、収穫や流通のタイミングが難しく、 最も希少で高価な品種となっています。
また、調理の際にも、茹でたり炒めたりすると緑になってしまうので、生食することをおすすめします。
主にヨーロッパで栽培されており、一般的に流通しています。
アスパラガスは、オランダから伝来した野菜ですが、当初は観賞用だったそうです。
家庭菜園では2年で食べられるまでに成長しますが、生命力が強く何度も収穫できるため、チャレンジしてみるのもよいでしょう。
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