キダチアロエはその効能を買われ、民間薬として食用や外用薬に活用されてきました。
美肌作用や殺菌効果が高く、ちょっとした火傷や切り傷のケアにも利用できます。
栽培も比較的簡単で、マンションのベランダでも育てることも可能です。
もし育てているのであれば、美容や健康のためにぜひ活用したいですね。
ただし、効果が強過ぎるということもあり、副作用のようなものが現れるかもしれないという、注意が必要な一面もあります。
そこで・・・キダチアロエの効果・効能・副作用についてご紹介します!
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目次
キダチアロエの効果効能・便秘解消や美肌対策に!
キダチアロエに含まれる有効成分として・・・
アロエチン、アロエミン
が挙げられます。
また、 ビタミン、ミネラル類、アミノ酸、葉酸、サポニンなども豊富です。
アロインには大腸を刺激する働きがあり、便秘の解消にかなり高い効果があります。
生で食べたり、ジュースにしたものを摂取すると、劇的にお通じが改善されることも珍しくありません。
ただし、キダチアロエの整腸作用はかなり強力なため、効能だけを期待して過剰摂取をしてしまうと、下痢を起こすこともあるので気を付けましょう。
また、アロエチン、アロエミン、アロエエモジンには 抗炎症作用、殺菌作用があります。
日焼けや火傷などの皮膚の炎症には、キダチアロエのエキスを外用薬として塗付すると、治りが早くなるという働きもあります。
また、ニキビやアトピー性皮膚炎にも効能を持ち、アロエチンやアロエミンはメラニンの生成を防ぐ働きがあるため、シミやソバカスの予防や美白にも効果的です。
キダチアロエを外用薬として使用する場合は、葉についた雑菌が繁殖してしまうことを防ぐことが大切です。
葉を剥いたジェル部分に熱湯をかけて消毒してから、エキスを肌に塗るようにしましょう。
キダチアロエの効果効能・ダイエットに!
アロインには強力な整腸作用があるため、便秘体質の人は体に不要な老廃物を体外に排出しやすくなります。
老廃物を腸内に溜めておくとガスや毒素が発生し、それが毛穴から排出されるようになるため、美容にもよくありません。
また、アロエマンナンやサポニンには、体内の中性脂肪を減らすといった効能があり、ダイエットに関しては相乗効果も期待できます。
キダチアロエを生食するのが一番ですが 、サプリメントで摂取することでも同じような作用が期待できるため、ダイエット中の方には特におすすめです。
ただし、健康的に痩せるためには、適量を心掛けることが大切です。
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キダチアロエの効果効能・育毛にも!
育毛剤にはキダチアロエの成分が配合されたものがあります。
ただし、育毛効果は科学的に実証されておらず、主に保湿の目的で配合されています。
というのも、キダチアロエに含まれるムコ多糖類は保湿効果が高いため、頭皮の乾燥を防ぐことでフケなどの予防に繋がるようです。
フケはもともと、頭皮が乾燥や代謝によって剥がれ落ちたものなので、その下の毛根に存在する毛母細胞や毛乳頭など好影響を与え、育毛にも効能を示すと考えられているようです。
また、アロインには血行促進作用もあるので、頭皮の血行を促進して、髪や頭皮に必要な栄養素が滞ることのないようにする働きがあります。
したがって、髪質にもよい影響を与えることは確かなので、育毛に取り入れてみるのもよいでしょう。
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キダチアロエの副作用は?
もちろん薬ではありませんので、 副作用というもの自体は存在しません。
ただし、昔から民間療法に利用されてきたキダチアロエは、薬効が強過ぎるという側面もあります。
食用として摂取する場合には、1日15g程度が目安量となります。
下痢をしやすい体質の人は、目安量よりも少なめから利用し始めた方がよいでしょう。
また、体を冷やす作用もあるので、冷え体質の人は摂取を控えることも考慮しましょう。
外用薬として皮膚に使う場合は、きちんと殺菌を行ってから使用してください。
キダチアロエに付着していた雑菌によって、炎症が悪化することもあります。
いずれにしても、キダチアロエには健康維持や美容などに絶大な効能があるといわれています。
用法や用量に気を付けて、上手に活用したいですね。
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