破魔矢や破魔弓は、赤ちゃんが初正月を迎えた際や、初節句の五月人形としても飾られています。
しかし、毎年のように飾っていたものも、お子さんの成長とともに飾ることがなくなり、いつかは不要になってしまうこともあります。
ただ、簡単に処分といっても、今までお子さんのお守りや縁起物としての役割を果たしてくれていたものです。
それだけに粗雑な扱い方をしたり、ゴミとして処分したりするのも気が引けますよね。
そこで・・・破魔矢や破魔弓の処分方法についてご紹介します!
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目次
破魔矢・破魔弓は何歳まで飾る?
破魔矢や破魔弓を飾る目的として、男の子の赤ちゃんが 「健康ですくすくと成長できますように」という願いが込められています。
特に、破魔矢の先端が尖っていないのは、人物や魔物などを標的にするものではないからです。
人間の心に棲みつく邪心、邪意、邪気といった妖気を浄化するためにあるもので、その効果により正しく元気に育つと考えられているのです。
明治時代くらいまでは、破魔弓などの正月飾りは15歳前後の「元服式」までは飾っておくものと決められていました。
元服式というのは、現在に例えると「成人式」のような儀式にあたります。
また、近年なると初節句を迎える際の五月人形としても飾られるようになり、その後、毎年5月5日の端午の節句が近くなると床の間などに飾る風習も広まっています。
現在では、何歳まで飾るものという年齢的なルールなどは存在しませんが、大体15~18歳くらいまでが目安とされているようです。
もちろんお子さんが大きくなってからも、正月飾りや五月人形として飾っていても問題はありません。
ただし、「もうそろそろ」というタイミングが来ることもあるでしょうから、処分する方法を知っておいた方がよいかもしれませんね。
破魔矢・破魔弓の処分・神社やお寺で供養してもらう!費用は?
もし、お子さんの成長に伴い破魔矢や破魔弓を飾ることがなくなった場合、処分する方法はいくつかあります。
一般のゴミとして扱うこともできますが、縁起物ということもあり、神社やお寺で「人形供養」などをして処分したいと考える人も多いと思います。
必ずしも供養などを行わなくてはならないというものではありませんが、やはり心情的にも気持ちよく処分できるのでおすすめの方法ですね。
神社やお寺などで実施されている供養ですが、費用は大体5,000~10,000円程度です。
もちろん行っていないところもあるかと思われますので、事前に電話などで確認した上で持って行きましょう。
その際に、破魔矢と破魔弓のセットで、尚且つアクリルやガラスのケースに入っているなどの詳細を伝えておくとよいですね。
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破魔矢・破魔弓の処分・リサイクルやネットオークションで!
人形供養は気持ちの面では処分しやすい方法ですが、費用がかかるという面では デメリットもあります。
なるべくお金をかけずに処分したい場合は、リサイクルやネットオークションで出品するという方法もあります。
ただし、破魔矢や破魔弓をはじめとする節句人形などは、男の子1人を守る役割をする飾りです。
引き取ってくれるリサイクルショップが多いとはいえませんので、こちらは持ち込む前に必ず取り扱いがあるかを確認しておきましょう。
ネットのフリマアプリや、譲渡用の掲示板などを活用してもいいですね。
ネットオークションでは、破魔矢や破魔弓などに興味のある外国人が落札してくれることも多いようです。
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破魔矢・破魔弓の処分・粗大ゴミでも!費用は?
最も手軽に処分できるのは、一般ゴミや粗大ゴミとして出す方法です。
破魔矢や破魔弓の大きさにもよりますが、粗大ゴミとして扱った場合でも大抵は1,000円未満で処分が可能となっています。
一般ゴミにする場合は、ガラスケースやプラスチックの部品といったパーツを分解して、分別を行ってから収集に出すようにしましょう。
他にも、お正月のどんど焼きに持参してお焚き上げしてもらう方法や、老人ホームなどに寄付することもできます。
破魔矢も破魔弓も、男の子にとっては勇ましい武器のようなイメージも強いため、おじいさんには喜んでもらえることも多いみたいです。
いずれにしても、お子さんの成長を見届けてくれたことに対し、 感謝の気持ちを持って処分するようにしてください。
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